| ヴァイオリン : |
三浦文彰 |
| 指揮 : |
佐渡 裕 |
| 演奏 : |
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
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セルゲイ・プロコフィエフは、ソヴィエト連邦時代のロシアを生きた作曲家です。
このヴァイオリン協奏曲第2番は、プロコフィエフが15年ぶりに祖国に帰国した2年後の1935年に作曲されました。「外国の空気は私には向いていない。ロシア人というものは、自分の国の土を持って歩いているのだ」と彼自身も言っていますが、帰国から約8年の間には旺盛な創作活動が展開され、20曲もの名曲が生み出されました。パリで初演されたヴァイオリン協奏曲第1番が非常に前衛的で難解な作風をみせていたのに対し、この第2番は、ロマンティックな抒情性に満ち、古典的でわかりやすい形式を持っています。
| ♪2:オーボエとオーケストラのための序奏、主題と変奏曲 |
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| オーボエ : |
荒 絵理子 |
| 指揮 : |
佐渡 裕 |
| 演奏 : |
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 |
ヨハン・ネポムク・フンメルは、1804年にハイドンの推薦でハンガリーのエステルハージ侯爵家のコンサートマスターに就任。ハイドン引退後は宮廷楽長となり1811年までその地位にありました。
「序奏、主題と変奏曲」は、独奏オーボエに高度な技巧が要求される協奏曲的な作品です。もともとは四手のピアノ連弾曲「ノクチュルヌ」として作曲されたものをオーボエとオーケストラ用に編曲したものですが、それぞれの曲には別の作品番号がつけられていることから、二つのオリジナル作品とみなされています。

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