これから繰り広げられるにぎやかなコメディを予感させる序曲。この曲を演奏した後、舞台は30年代のニューヨーク・シティ、グリニッジ・ヴィレッジに。ガイドと観光客たちが市内観光しているシーンとなります。

作家志望の姉ルース（安蘭けい）は、磁石のように男性を惹きつける女優志望の妹アイリーンの魅力を不思議に思いながら、モテない自分のことを逆に｢嫌われるためには｣と歌います。

NYマンハッター社の編集者ベイカー（別所哲也）とルースはお互いに惹かれあう仲に。そんなある時、ルースのインタビュー記事の不当な扱いに腹を立てたベイカーは、仕事を辞めてしまいます。アイリーンから、姉ルースの名誉のために自分の仕事を捨てたのであれば「それは愛」であると言われ、気持ちを歌った曲です。

周囲の男性を魅惑し、暴動を起こしてしまった妹アイリーンは刑務所行きに。姉ルースはその保釈金を用意すべく、近所でも有名なナイトスポットの広告担当として働きます。そこで歌われるのがこの曲です。