練習曲とは、ふつう演奏技術向上のための曲ですが、ショパンの練習曲は、単に指の練習だけのためではなく、音楽性をも要求する芸術作品に仕上がっています。この曲は、練習曲中、最も難しい曲のひとつと言われていますが、速い両手の指の動きが要求されます。
ドラマ「のだめカンタービレ」で、のだめが弾いた曲としても知られています。
自作のピアノ協奏曲第2番の旋律が引用されていて、最初1875年に出版された時は、「お姉さんのルドヴィカがピアノ協奏曲第2番を練習する前に弾くために」と楽譜の冒頭に書かれていました。映画「戦場のピアニスト」のメインテーマとして使われ、最近では、平原綾香が歌詞をつけて「ノクターン/カンパニュラの恋」としても歌われました。
原曲は「パガニーニ大練習曲」の第3曲で、元々はパガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番の「鐘のようなロンド」と呼ばれる第3楽章からリストがピアノ曲にしました。この有名なピアノ曲を編曲して演奏するTSUKEMENのメンバーは、「自分たちが弾いている曲の中でも最も難しい曲で、常に気を張ってないと曲に負けてしまうくらい壮大な曲」と言っています。
作曲 : SUGURU
編曲 : TSUKEMEN |
作曲したピアノ担当のSUGURUによると「ピアノで傾奇(かぶ)いてみたい、と思い、新しいことを切りひらいてゆくイメージを重ねて<婆娑羅>というタイトルをつけた」そうで、他のメンバーによると、難しい!でもやりがいのある曲だとか。今回発売されたアルバムのタイトル曲でもあります。
アルトサックス : |
寺久保エレナ |
ピアノ : |
佐山雅弘 |
ベース : |
古野光昭 |
ドラムス : |
村上寛 |
寺久保エレナ自身のオリジナル曲。彼女によると「曲が湧いてきたので1時間くらいで作って学校に行くと、友達からおみやげでオーストラリアのチョコレート『Tim Tam』をもらい、印象に残ったチョコだったのでそれを曲名に。これを演奏すると、まわりからエレナらしい楽しい曲だといわれる」そうです。途中、佐山氏のピアノとのバトルも聴き所です。
アルトサックス : |
寺久保エレナ |
ピアノ : |
佐山雅弘 |
ベース : |
古野光昭 |
ドラムス : |
村上寛 |
寺久保エレナのニューヨークでのレコーディングのために、ジャズの巨匠山下洋輔氏が書き下ろしプレゼントした曲です。山下氏のメモによると「North」は、北ではなく、寺久保エレナが住む北海道を指し、「Bird」は鳥ではなく、モダン・ジャズの創始者と言われているジャズの巨人チャーリー・パーカーのニックネームのことです。つまりこの曲は、“北海道のチャーリー・パーカー”寺久保エレナのことをさしています。

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