楽曲紹介
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5月31日の楽曲紹介

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770~1827)

ドイツ・ボン生まれ。「楽聖」とも呼ばれ、作品は古典派音楽の集大成とされています。  ベートーヴェンの父は宮廷歌手でしたが才能はなく、当時「神童」ともてはやされたモーツァルト親子に刺激され、息子に音楽教育を施します。その甲斐あってベートーヴェンはピアノの名手として名声を受けましたが、20代後半頃より持病の難聴が悪化し、1802年(31歳)では自殺を考えます(「ハイリゲンシュタットの遺書」で有名)。
しかし強い精神力によって自ら苦悩と向き合い、次々と名曲を発表し、特に9曲の交響曲は後世の作曲家に多大な影響を与えました。


「交響曲第5番『運命』」第1楽章
作曲 : L.v.べートーヴェン

上記「ハイリゲンシュタットの遺書」の後、1803年ごろよりこの作品のスケッチを始め、1807、8年に完成しました。初演は1808年12月22日、ウィーンで自らの指揮で行われました。このコンサートで「交響曲第6番<田園>」も同時に発表しており、交響曲番号は<運命>が第6番、<田園>が第5番というように、現在と逆でした。この初演は大失敗で、とある作曲家は「一つの大きな、ぎっしり詰まっていて、長すぎる『ハ短調』の交響曲」と記しています。

指 揮 :  金 聖響
演 奏 :  東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団



放送内容

 
Untitled Concert