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レナード・バーンスタイン(1918〜1990)
カラヤンと並び、20世紀を代表するユダヤ系アメリカ人指揮者で、ニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督を務めた。一方作曲家としても著名で「ウエスト・サイド・ストーリー」などの代表作がある。ピアノの名手としても知られている。
また、伝説的なアメリカCBSの音楽教育番組「ヤング・ピープルズ・コンサート」では出演者として
だけでなく、テーマの選定から楽曲の選定と構成、台本執筆ともバーンスタイン自身が行った。愛称はレニー。佐渡裕氏はバーンスタイン最後の愛弟子である。
1956年、バーンスタイン38歳の時発表されたブロードウェイ・ミュージカルで、その後1989年まで
改訂を重ねています。
18世紀フランスの文学者ヴォルテールの冒険風刺小説を原作としており、タイトルは「お坊ちゃん」、「純真な」を意味します。序曲は全編の魅力的なメロディの抜粋でできています。
♪02:「ウエスト・サイド・ストーリー」より
“シンフォニックダンス”〜プロローグ |
1957年に初演された、ミュージカルの最高傑作の一つであり、バーンスタインの代表曲です。
ニューヨークのダウンタウンを舞台に対立するジェット団とシャーク団。敵同士ながらも恋におちたトニーとマリアの悲劇を描いた、現代版「ロミオとジュリエット」です。劇中のダンス・ナンバーを中心に抜粋された演奏会用交響曲「シンフォニック・ダンス」から、指パッチンが印象的な「プロローグ」をお送りします。
1949年、バーンスタイン31歳の時に人気クラリネット奏者ウディ・ハーマンからの依頼で、クラリネットを伴うビッグ・バンドのために書いた作品です。“ブラスのためのプレリュード(前奏曲)”と“サックスのためのフーガ(遁走曲)”と「全員のためのリフス(短いフレーズを繰り返すスタイル)」で構成されています。

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