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10月27日の楽曲紹介
♪1:ピアノ協奏曲 第2部
作曲 : 三善晃
ピアノ・指揮 : 沼尻竜典
演奏 : 東京交響楽団
1962年度の芸術祭参加作品として日本放送協会の委嘱により作曲。芸術祭賞、尾高賞など受賞。作品全体が大きな1楽章形式だが、内容は3部分で構成され、続けて演奏。今回の演奏は中間部分。三善晃は今年10月に逝去。享年80。沼尻竜典は大学時代作曲科に在籍し、三善晃に師事していた。
♪2:ファゴットとオーケストラのための協奏曲〈炎の資格〉 より
作曲 : 池辺晋一郎
ファゴット : 福士マリ子
指揮 : 沼尻竜典
演奏 : 東京交響楽団
元はファゴット奏者の馬込勇による委嘱作で、1999年東京交響楽団により初演。しかし初稿では内容が不完全燃焼だったと感じたため、2004年に沼尻竜典指揮 日本フィルハーモニー交響楽団により大幅な改作版を演奏。作品に対し、池辺曰く「ファゴットは高い熱量を秘めていると考えているので、具体的な炎として燃えさせたい」。
♪3:チェロとオーケストラのためのコンチェルト・オスティナート より
作曲 : 芥川也寸志
チェロ : 古川展生
チェンバロ : 大塚直哉
指揮 : 沼尻竜典
演奏 : 東京交響楽団
チェロ奏者の岩崎洸により委嘱され作曲。初演は1969年秋山和慶指揮、東京交響楽団。芥川曰く「この作品は、現代にあってはきわめて古典的な風貌を備えたチェロ協奏曲。ロマン派の作曲家に見放された古典的な手法であるオスティナートを復権させるべく書いた。」とのこと。