ヴァイオリン : 樫本大進
ヴィオラ : 川本嘉子
1783年、モーツァルトが前年に結婚した妻との間に第一子である長男が誕生した27歳の時に作曲。ミヒャエル・ハイドン(パパ・ハイドンの弟)が大司教の命で「ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲」を作曲しなければならなかったが、重病だったためミヒャエルを敬愛するモーツァルトが代わりに作曲。ミヒャエルは、モーツァルトの自筆譜を思い出の品として、ずっと大切にしていたと言われる。ヴァイオリンとヴィオラという2つの旋律楽器のみという特殊な編成のため、両奏者が低音も担当する難曲。今回、樫本大進がこの曲を選んだのも、信頼を寄せる川本嘉子となら、ということで実現。