題名のない音楽会 毎週日曜あさ9時

7月13日の放送内容

50周年記念(8)“巨匠から若手へクラシック編”中村紘子のピアノ魂

「題名のない音楽会」50周年企画、第8弾の今回は、日本を代表するピアニスト、中村紘子さんをお迎えし、次世代を担う2名のピアニストの公開レッスンを行いました。プロフェッショナルなピアニストとして何が大切なのか、次の世代へレッスンを通してお伝え頂きました。
♪中村紘子、宮本文昭(指揮)、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団  他

出演者

○中村 紘子  なかむら ひろこ/ピアニスト 早くから天才少女として名高く、第28回音楽コンクールで第一位特賞を史上最年少で受賞、N響初の世界一周公演のソリストに抜擢され華やかにデビュー。日本のピアニストの代名詞として、国内外3700回を越える演奏会を通じて聴衆を魅了している。広く若手ピアニストの育成や紹介に努め、1996年より浜松国際ピアノアカデミー 音楽総監督を務めている。日本芸術院賞・恩賜賞、紫綬褒章を受章。2014年のシーズンにはデビュー55周年を迎える。

○宮本 文昭  みやもと ふみあき/指揮者 1949年東京生まれ。世界的オーボエ奏者としてオーケストラの首席奏者やソリストとして活躍後、2007年に演奏活動を辞める。その後指揮活動を開始し、2012年4月から東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団初代音楽監督をつとめる。東京音楽大学教授。音楽プロデューサーとして、講演、執筆活動、ラジオのパーソナリティを務めるなど幅広い活動をおこなっている。

○東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 1975年設立。音楽監督に宮本文昭、桂冠名誉指揮者に飯守泰次郎を擁する。これまで『ニーベルングの指環』全4部作をはじめとするワーグナー作品を、飯守泰次郎の指揮で「東京シティ・フィル オーケストラル・オペラシリーズ」として上演し好評を博す。1994年から東京都江東区と芸術提携を結び、区内で音楽文化の振興を目的とした活動を幅広く行っている。2014年度は「発!」をキャッチフレーズに熱い演奏を展開する。

<レッスン受講> ○鈴木 宏英  すずき ひろひで 6歳でピアノを始める。東京藝術大学附属高校ピアノ科を卒業、現在東京藝術大学器楽科ピアノ専攻に所属。今まで大阪国際音楽コンクール高校生の部第2位、浜松国際ピアノアカデミーコンクール第6位、茨城県芸術祭特賞、Jila 音楽コンクール第2位等を受賞。ピアノを渡辺健二、室内楽を松原勝也、伊藤恵に師事。

○石田 成香  いしだ せいか 山口大学教育学部附属山口小・中学校を経て、山口県立山口中央高校二年在籍。1997年6月2日生まれ。3歳よりピアノを始める。これまでに山根祐子氏、片山優陽氏に師事。15歳より中村紘子氏に師事。これまでにロシア音楽国際ピアノコンクール(U.S カリフォルニア)ジュニア部門 第1位他受賞多数。