題名のない音楽会 毎週日曜あさ9時

6月29日の放送内容

50周年記念(6)若き“KING OF VIOLIN”ヴェンゲーロフ

「題名のない音楽会」50周年記念第6弾は、マキシム・ヴェンゲーロフさんをお招きしました。若くして“キング・オブ・ヴァイオリン”という最大級の賛辞を受け、演奏家として世界をまたにかけて活躍しながら、後進の指導にも熱心に取り組んでいらっしゃいます。今回は佐渡さんが芸術監督を務めるスーパーキッズ・オーケストラのヴァイオリンパートの子供達9名が、ヴェンゲーロフさんに疑問・質問を投げかけました。
♪マキシム・ヴェンゲーロフ(Vln)、田村響(Pf)、スーパーキッズ・オーケストラ

出演者

○マキシム・ヴェンゲーロフ  /ヴァイオリニスト 1974年ロシアのノヴォシビルスク近郊生まれ。4歳半からヴァイオリンを始め、5歳で初リサイタルを開いた。名教師ザハール・ブロンに師事し、10歳のときポーランドのヴィエニヤフスキ国際コンクール・ジュニア部門で優勝。88年、13歳のとき、指揮者のゲルギエフが同行して初来日を果たす。90年カール・フレッシュ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝し、これを機に国際的活動を開始。世界の著名ホールでのリサイタルとメジャーオーケストラへの客演を受け、天才ヴァイオリニストとして知れ渡り、現在に至っている。レコーディングでは、グラモフォン賞の「ベスト・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」「レコード・オブ・ザ・イヤー」、グラミー賞の「ベスト・インストゥルメンタル・ソロ・パフォーマンス賞」、アムステルダム・エジソン賞の「ベスト・コンチェルト・レコーディング」「ウィナー」など受賞多数。最近は指揮活動も活発で、マリインスキー歌劇場管、トロント響、モントリオール響、モスクワ響、プラハ響、バーゼル室内管、スウェーデン放送響、オスロ響、パリ室内管などへの客演指揮と弾き振りを続けている。97年にはクラシック音楽家初のユニセフ親善大使に就任。世界の子供たちのために演奏を続けている。他にもアフリカMIAGIプロジェクトに協力し、イスラエル北部ミグダルには自ら子供の為の音楽学校を設立。2012年よりロンドン王立音楽アカデミーの特別教授「メニューイン・プロフェッサー」に就任した他、国際メニューイン音楽アカデミーでは音楽大使に就任して、「メニューイン・アカデミー・ソロイスツ」とはコンサートとレコーディングを行っている。 2007年右肩の故障のためヴァイオリン演奏を休止し、指導者、指揮者としての活動に専念していたが、2011年から全世界で精力的な活動を再開。2013年に行われた日本公演でも絶賛を博した。使用楽器は1727年製のストラディヴァリウス「クロイツェル」。