題名のない音楽会 毎週日曜あさ9時

6月22日の放送内容

50周年記念(5)史上初!吹奏楽オールスター夢の祭典 後編

前週に引き続き、50周年記念として吹奏楽オールスター夢の祭典の後編をお送りしました。番組でもおなじみ「日本3大吹奏楽団」である、東京佼成ウインドオーケストラ、大阪市音楽団、シエナ・ウインド・オーケストラの抜粋メンバーによる、一夜限りの“夢の吹奏楽団”を結成!第2週は、日本の吹奏楽界を代表する作・編曲家たちと、ドリーム吹奏楽団の豪華な共演をお届けしました。
♪東海林修、真島俊夫、丸谷明夫、佐渡裕(指揮)、オールスター吹奏楽団

出演者

○東海林 修  しょうじ おさむ  /作・編曲家 平岡精二クインテットを経て渡辺プロダクションのブレインとして作曲活動を開始。多くのアーティストを育み、日本の音楽番組やポップスの草創期、黄金期を優れた楽曲提供で多大な貢献をした。代表作品に合唱曲「怪獣のバラード」、1977年度全日本吹奏楽コンクール課題曲「ディスコ・キッド」。シンセサイザー音楽の第一人者であり劇場用アニメ「さよなら銀河鉄道999」の音楽担当など日本の音楽界を代表する作、編曲家。

○真島 俊夫  ましま としお  /作・編曲家 吹奏楽の為のオリジナルやジャズ・ポップスの作品が多く、過去に吹奏楽コンクール課題曲が3曲ある。代表作としては2001年に東京佼成ウインドオーケストラに書いた『三つのジャポニスム』、2006年にフランスのリールで開催されたクー・ド・ヴァン国際作曲コンクールに於いてグランプリを受賞した『鳳凰が舞う』、2008年にブラジルのトム・ジョビン音楽学校からの委嘱で書いた、マリンバとバンドの為の協奏曲『大樹の歌』、2011年に東京佼成ウインドオーケストラに書いた『地球‐美しき惑星』等がある。

○丸谷 明夫  まるたに あきお  /大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部顧問 1945年9月5日滋賀県生まれ。日本の吹奏楽界で人気・知名度ナンバー1の指導者として名高い。大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部を指揮して「全日本吹奏楽コンクール」に特別演奏、特別表彰を含み30回以上出場(全国最多の金賞受賞)。また、全日本高校選抜吹奏楽団の指揮者としてアメリカやメキシコ、ヨーロッパ各地へ遠征も行っている。顧問を務める淀川工科高等学校吹奏楽部では200名近くの部員を3グループに分け、独特の指導と運営により、楽しく活気に満ちた部活動を展開。毎年1月大阪で開催される「淀工グリーンコンサート」は、1万人を超える動員を誇っている。その魅力に満ちた活動内容はメディアでも大きな注目を集め、放送で特集として取り上げられる機会も多い。大阪音楽大学特任教授。

○東京佼成ウインドオーケストラ 1960年、立正佼成会付属の「佼成吹奏楽団」として発足、その後1973年に「東京佼成ウインドオーケストラ」と改称した。過去には山田一雄氏、岩城宏之氏、秋山和慶氏、井上道義氏、沼尻竜典氏、下野竜也氏などクラシック界を代表する指導者が相次ぎ登場、近年では飯守泰次郎氏、飯森範親氏、ラドミル・エリシュカ氏を定期演奏会に迎え、高い評価を受けた。本年1月より正指揮者として大井剛史氏が就任、更なるウインドアンサンブルの可能性を追求している。

○大阪市音楽団 大阪市音楽団は1923年(大正12年)に誕生以来『市音(しおん)』の愛称で市民の楽団として親しまれている交響吹奏楽団です。市民の情操を豊かにするために、吹奏楽曲、クラシック曲からポピュラー曲まで誰もが楽しめるコンサートを展開しています。「宮川彬良&大阪市音楽Dahhhhn!」「全日本吹奏楽コンクール課題曲参考演奏の録音・録画」「センバツ高等学校野球大会入場行進曲の録音」「大相撲春場所千秋楽での式典演奏」および各都市での演奏会や吹奏楽講習会など、多方面からの要望にも応えています。これまでに3度の大阪文化祭賞、日本民間放送連盟賞、日本吹奏楽アカデミー賞演奏部門賞、大阪芸術賞を受賞。2003年より秋山和慶氏が特別指揮者・芸術顧問に、2010年からは宮川彬良氏がアーティスティック・ディレクターに就任。

○シエナ・ウインド・オーケストラ 1990年に結成されたプロフェッショナルのウインド・オーケストラ。首席指揮者に佐渡裕を擁し、最近では宮川彬良や宮本文昭など多彩な指揮者を迎えるなど、よりいっそう充実した活動を全国各地で展開している。テレビ朝日系列「題名のない音楽会」をはじめとする各メディアへも出演。エイベックス・クラシックスから多数リリースされているCDやDVDの大ヒットで注目を集めているほか、文京区や学校法人尚美学園と提携し、地域と密着したユニークな活動も展開している。