2020年の東京オリンピックが決まり、日本の文化が再注目されています。そこで「題名のない音楽会」では日本の音楽をもっと積極的に取り上げていきたいと思います。今回は、日本人でありながら意外に知られていなかった三味線の世界を掘り下げました。
♪常磐津文字兵衛、高畠(たかばたけ)一郎、杵屋三澄那(さんすみな)、鶴澤三寿々(さんすず)　　他

○常磐津　文字兵衛　　ときわず　もじべえ　／常磐津三味線奏者 幼時より、大叔父常磐津松寿、父四世常磐津文字兵衛より教えを受ける。昭和59年東京藝大卒業。平成6年より東京藝大非常勤講師。平成7年 歌舞伎立三味線。平成8年 五世常磐津文字兵衛を襲名。平成20年度文化庁文化交流使に指名され韓国に派遣される。平成22年「常磐津節の歌舞伎における演奏及び幅広い分野での創作演奏活動」に対して日本芸術院賞を授与される。重要無形文化財「常磐津節」総合認定保持者。