吹奏楽ブームなどの影響から、クラシックのコンサートに若いお客さんが増えるなど、クラシックのコンサートが密かなブームとなっております。そこで今回は、クラシック音楽界で今、最も旬な二組をご紹介しました。
♪山根一仁(ヴァイオリン)、宮本文昭(指揮)、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
○山根 一仁 やまね かずひと/ヴァイオリニスト
1995年生まれ。2010年中学校3年在学中に第79回日本音楽コンクールにて圧倒的な表現力で優勝。中学生の1位は26年ぶり。併せて聴衆賞、全部門を通して最も印象的な演奏者に贈られる増沢賞も合わせて受賞。以後国内外でのリサイタル、オーケストラと多数共演する他、ベルリン・フィル五重奏団等と共演。国内外のマスター・クラス、音楽祭等に参加、研鑽を積み数々の賞を受賞。桐朋女子高等学校音楽科(共学)3年在学中(全額免除特待生)。
○宮本 文昭 みやもと ふみあき/指揮者
1949年東京生まれ。世界的オーボエ奏者として、フランクフルト放送交響楽団、ケルンWDR交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラなどの首席オーボエ奏者を歴任し、高い評価を得てきた。惜しまれながらも2007年オーボエ奏者として40年のオーボエ演奏活動にピリオドを打つ。現在は、指揮者としてサイトウ・キネン・オーケストラをはじめ、数々のオーケストラを指揮し、2012年4月からは東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団初代音楽監督に就任している。2007年には自らプロデュースするオーケストラMAP'S(コンサートマスター・矢部達哉)を旗揚げし活動を続け質実剛健、荘厳華麗な音楽の世界を築いている。東京音楽大学教授。
公式ホームページ
http://www.miyamotofumiaki.com/
○東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
1975年設立。1985年、オーストラリアで行われた《題名のない音楽会》20周年記念演奏会に出演。1997年、飯守泰次郎が常任指揮者に就任し、『ニーベルングの指環』全4部作で高い評価を得た。2002年、矢崎彦太郎を首席客演指揮者に迎え、「フランス音楽の彩と翳」シリーズを展開する。東京都江東区と芸術提携を結び、地域の音楽振興に取り組んでいる。2012年より、宮本文昭が初代音楽監督。桂冠名誉指揮者に飯守泰次郎が就任。