吹奏楽に新たな風を吹きこんでいるプロジェクト「バンド維新」をご紹介しました。2009年にも取り上げ話題を集めた「バンド維新」。今回は、演奏家としても活躍するお二人が作曲した初の吹奏楽作品を、高校生へのレッスンも行いながらご紹介しました。
♪本多俊之、加羽沢美濃、浜松海の星高等学校
○本多 俊之 ほんだ としゆき/サックス奏者、作・編曲家、プロデューサー
大学在学中の1978年に「バーニング・ウェイブ」でデビュー。以来、チック・コリア等、内外の著名ミュージシャンと共演。日本を代表するサックス奏者である。日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞した「マルサの女」(監督:伊丹十三)の音楽など、作・編曲家としての多才ぶりも良く知られるところ。サクソフォン・コンチェルトとしては「Concerto du vent」 (佐渡裕指揮、BBC交響楽団演奏)、吹奏楽曲としては「Take It Easy」がある。
○加羽沢 美濃 かばさわ みの/作曲家、ピアニスト
97年、東京藝術大学大学院在学中にCDデビュー。アーティストからの委嘱作品をはじめ、映画『ツレがうつになりまして。』、舞台『黒部の太陽』など話題作を数多く手掛ける。またピアニストとしては、ソロ、高嶋ちさ子とのユニット『Chisa & Mino』等全国で演奏活動を行う。現在、クラシック音楽番組の総合司会を務める等、テレビ、ラジオと活動は多岐に渡る。
http://www.minokabasawa.com
○浜松海の星高等学校 吹奏楽部
本校は静岡県浜松市唯一のカトリックミッション系の女子高校です。全校生徒400名ほどの学校ですが吹奏楽部は校内一大きい部活動です。昨年、念願の全日本吹奏楽コンクールに出場することができました。コンクールだけでなく多くの演奏会へジャンルを選ばず参加しています。年2回行われる定期演奏会の他、「音楽の都」を目指している浜松市のなかで、駅前コンサート、パレード、バンド維新など、たくさんの演奏機会をいただいています。海外演奏にも出かけることもあり、過去にはオーストリアやスペイン、オーストラリアなどへ演奏旅行をしています。