題名のない音楽会 毎週日曜あさ9時

6月3日の放送内容

日本の吹奏楽と歩んで半世紀〜東京佼成ウインドオーケストラ

日本を代表するプロの吹奏楽団「東京佼成ウインドオーケストラ」を特集しました。
50年以上の歴史をもち、国内のみならず、海外でも数多くの演奏会を行う、吹奏楽をやっている人にとって憧れの楽団です。そんな東京佼成ウインドオーケストラの魅力をたっぷりお届けしました。
♪真島俊夫、富樫鉄火、渡邊一正(指揮)、東京佼成ウインドオーケストラ

出演者

○真島 俊夫  ましま としお /作・編曲家 吹奏楽の為のオリジナルやジャズ・ポップスの作品が多く、過去に吹奏楽コンクール課題曲が3曲ある。代表作としては2001年に東京佼成W.O.に書いた『三つのジャポニスム』、2006年にフランスのリールで開催されたクー・ド・ヴァン国際作曲コンクールに於いてグランプリを受賞した『鳳凰が舞う』、2008年にブラジルのトム・ジョビン音楽学校からの委嘱で書いた、マリンバとバンドの為の協奏曲『大樹の歌』等がある。


○富樫 鉄火  とがし てっか /音楽ライター 1958年、東京生まれ。中学から大学まで10年間、吹奏楽部でフルートやクラリネットに携わる。以後、音楽ライターとして吹奏楽を中心に、プログラムやCD解説を執筆。著書に『一音入魂! 全日本吹奏楽コンクール名曲・名演50』(河出書房新社)がある。


○渡邊 一正  わたなべ かずまさ /指揮者 東京フィルハーモニー交響楽団指揮者。N響、日本フィルを始め国内の主要オーケストラへ定期的に客演している。オペラ、バレエ公演での活躍も目覚しく、新国立劇場にも度々客演。指揮活動は国内だけに留まらず、サンクトペテルブルク交響楽団定期演奏会に客演するなど、世界的にも注目されている。
東京フィル定期、広響定期などでオーケストラと弾き振りを含むプログラムを行ない、ピアニストとしての才能も高く評価されている。


○東京佼成ウインドオーケストラ 1960年5月、立正佼成会付属の「佼成吹奏楽団」として結成。1973年に「東京佼成ウインドオーケストラ」と改称した。1984年1月から常任指揮者に就任したフレデリック・フェネルにより飛躍的に実力を伸ばし、多くの演奏会や300を越えるCDレコーディングを通し日本の吹奏楽界へもたらした功績は大きい。2011年6月と12月には東日本大震災復興応援プロジェクトとして、いわき市、大船渡市、仙台市、八戸市で演奏会を実施し、地域を勇気づけた。