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社長定例会見

早河洋社長 記者会見(9月25日)要旨

2012年9月26日
※視聴率状況について
早河社長:2012年度上期が残すところあと6日となって、平均視聴率は、全日7.6%、これは日本テレビと0.1ポイントの差で2位。ゴールデン11.8%でトップタイ。プライムが12.2%で1位。プライム2が8.1%で1位。数字的には極めて僅差の戦いとなっている。この流れで行けばプライムとプライム2で上期トップはキープできるのではないかと思っている。年間の全日では日本テレビが抜きんでている。ただゴールデン、プライムは0.1から0.3ポイントの差で接戦となっている。ここの区分ではフジテレビも本来の力を出してくるとみている。いつも言っているが、1982年以来フジテレビ、日本テレビはここ30年トップを奪い合ってきた。ちなみに10年以上前のトップの局のゴールデン、プライムは15〜16%という高いレベルだった。テレビ朝日は当時手も足も出なかった。今は12%台に乗ればトップ争いができる状況に変わってきている。チャンピオンという経験が長い2社にチャレンジャーとして挑戦を続けてきて、今の時点でこういう競争関係にあるのは誇れることだと思っている。ノックアウトされないように、脱落しないように切磋琢磨できればと願っているところだ。いまテレビ朝日の現場はこういう風に粘り強く挑戦を続けていれば、道は開けるということを学んでいるのではないかと私は思っている。
平城取締役:視聴率について若干の補足をさせていただく。上期残り6日となるが、全日で2位をキープすれば、41年ぶり開局以来5回目の2位ということになる。ゴールデンがトップもしくは2位になっても開局以来初。プライムがトップをキープすればこれも開局以来初という状況。プライム2に関しては2005年上期以来15期連続トップになる。レギュラーのベースアップの効果と、期首、GW特番、6月強化週、「報道ステーション」の好調、サッカーW杯アジア地区最終予選が4試合あったことで、ゴールデンが前年比で0.7ポイント、プライムが0.6ポイント上昇している。全日帯も「スーパーJチャンネル」の好調、「相棒」リピート等の好調、土曜日曜午後帯のバラエティ特番の好調により全日も0.4ポイント上昇という風になっている。年間はあと6日で4分の3が過ぎるが、現在プライムとプライム2がトップという状況になっている。9月に関しては、全日、ゴールデンが2位。プライム、プライム2が1位という状況だ。7月クールのドラマは他局もなかなか苦戦した。五輪の影響などもあったと思う。7月クール連続ドラマ何本かの中で、当社木曜21時「遺留捜査」の平均は12.5%だったが全局で2位。ちなみにベスト5には、他に「警視庁捜査一課9係」が4位、「京都地検の女」は5位とベスト5に3本、当社のドラマがランクインしている。今後の主な放送予定を簡単に申し上げると、10月になるといよいよ「相棒」が水曜21時に帰ってくる。10月10日スタート。初回2時間15分スペシャル。10月18日に木曜ミステリー、木曜ドラマの新作がスタートする。木曜ミステリーは真矢みきさん主演の新企画「捜査地図の女」。木曜ドラマは米倉涼子さんが女外科医に挑戦することになる。「相棒」が変わって成宮寛貴さんが新しい相棒として登場する。非常に期待できると思っている。スポーツではサッカーW杯アジア地区最終予選オマーン戦が11月14日、今度はアウェーで行われる。現在勝ち点は10でトップという状況だが、アウェーでは苦戦も予想されるので今後の展開が非常に興味あることだと思われる。その他10月の半ばからはフィギュアスケートのGPシリーズも開幕する。ここも浅田、安藤、橋、織田選手含め非常に楽しみな展開が期待される。
※営業状況について
早河社長:8月の営業売上は前年比、タイムが116.9%。スポットが91.8%。トータル105.6%で確定した。タイムは上期最大のポイントであるロンドン五輪の売上が目標を達成し8月のタイム売り上げを前年に比べ大きく伸ばす要因となった。スポットでは震災の影響が色濃く残る昨年5月以来、1年3か月ぶりに前年を下回った。原因はロンドン五輪に宣伝予算がシフトしたこと、エコカー減税期間が終了に近づくに従って自動車メーカーの出稿が減ったことが要因だが、想定していた以上の急減速、急ブレーキとなった。9月の営業売上はタイムが109%±α。スポットが89%+α。営業局トータルで98%+α。タイムは9月11日に放送した「サッカーW杯アジア地区最終予選 イラク戦」と、本来は7月に行われるが五輪の関係で9月に移った「全英リコー女子オープンゴルフ」などがあって前年を大幅に上回る見込みだ。スポットは8月と同様に大変厳しい市況となっている。8月のロンドン五輪あるいは自動車メーカーの出稿減に加え、アルコール、飲料メーカーが売り上げ不振によって利益確保のため宣伝予算を削減したことも影響しており、未だ前年90%に届いていない。最終的に90%に届くかどうかというレベルで7月までと比べると8月、9月は低調と言えると思う。10月だがタイムが86%+α。スポットが50%+α。営業局トータルで67%+αで推移している。
※放送外収入について
藤ノ木常務:イベント 等のトピックスについて3点報告する。一つ目が「恐竜王国2012」展が一昨日閉幕した。当社のこの夏最大のイベントだったが、7月21日から幕張メッセの国際展示場で展示していた。64日間の会期中に36万人を超す来場者があった。二つ目は「テレビ朝日ドリームフェスティバル2012」。音楽を愛するテレビ朝日が満を持して立ち上げた音楽イベントの2回目がいよいよ来月開催される。昨年の武道館で行われた第1回は3日間、お陰様で大成功を収めたが今年は会場を二つにして、一つは代々木第一体育館で10月6日から8日までの3日間。もう一つはShibuya AXというライブハウスで10月6日7日の2日間。2会場に拡大して豪華ラインアップでお送りする。最後は、「大つけ麺博 日本一決定戦」を開幕する。9月27日から10月17日までの3週間。3年連続20万人以上動員しているこのイベントが今年で4回目となる。今年は全国からオープンエントリー方式で出店を募りWEB上で予選を通過した24店舗がJR浜松町駅前に集結する。そこでお客様の投票で日本一のつけ麺を決定したいと思っている。食べたつけ麺が美味しかったら投票してもらうということになる。この投票券付つけ麺券は現在も近くのセブンイレブンで前売りしている。コンテンツビジネスのトピックスを3点。一つは「ロンドンハーツネットムービー」。9月1日に累計再生回数が8000万回を突破。当社の人気バラエティ番組からスピンオフした「ロンドンハーツネットムービー」はこれまでに3弾まで配信している。第3弾は5月15日配信開始で既に2700万回再生を突破し、現在も全シリーズ合計で一日約10万回再生されている人気を博している。もう一つ「ゴーちゃん。」がサンリオのキャラクター大賞で9位に入賞した。今回で27回目となるファンによる人気投票でサンリオキャラクターのNO.1を決定するもの。1位はハローキティ、初参加のキャラクターがベスト10入りしたのはゴーちゃん。が初めて。ベスト10入りしたことでサンリオの全国の店舗でゴーちゃん。商品が発売されることになる。FIFAワールドカップアジア最終予選、9月11日イラク戦で高視聴率を獲得したが、データ放送でも新たな取り組みをした。LINEというコミュニケーション・アプリの中でテレビ朝日サッカーの公式アカウントを取得した。9月11日に向けて盛り上がりを続けていき、そのフォロワー登録数は30万人を突破するという勢いで、番組視聴にも貢献した。11月14日にはオマーン戦が控えているので、それに向けた取り組みを強化していきたい。
※映画事業について
平城取締役:出資映画2作品。高倉健さん主演の「あなたへ」だが、8月25日(土)公開、30日間で動員185万7000人、興行収入19億6000万円を超えている。主演の高倉健さんが、8月19日(土)の「Sma STATION!!」に本人初のテレビ生出演をするという話題も含めて、高倉健さんが精力的にPR活動した結果もあるが、内容も評価も高く、特に平日5日間の成績が土・日を上回るという現象となっている。今週中に20億円突破は間違いなく、あとはどこまで上にいけるか期待したい。内田けんじ監督の「鍵泥棒のメソッド」9月15日(土)公開、9日間で動員20万人弱、興行収入2億5000万円弱と順調に推移。内容の評価も高く、今後に期待できると思っている。
※スギちゃん骨折について
早河社長:回復は順調だと聞いている。近いうちに、復帰に向けて事務所の方から今後の
お仕事に関するお話があるということを聞いている。社内でこの件について、反省を込めて再発防止策を話し合ってきたが、高飛び込みはこれまでも万全の安全対策を講じたり、入念な準備をして実施してきた。当日もそうだったが、やはり100%安全という確証を得られないという判断に至り、この飛び込み企画というのは、バラエティの一コーナーとしては今後行わないということに決めた。私どもの放送ハンドブックには、バラエティの制作に関する、安全を最優先する旨のガイドラインがあるが、こうした詳細の競技種目というか、メニューというか、そういうところまでの記述がなかった。これは、実質的には細部にわたって作るのは難しいのだが、最善の安全対策は飛び込み企画をやめるということに結論付けた。

以上

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