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社長定例会見

早河洋社長 定例会見(11月30日)の要旨

2010年12月1日
※視聴率状況について
早河社長:2010年年間視聴率は、11月4週までで全日7.2%・3位、ゴールデン 11.1%・民放3位、プライム 11.6%・3位、プライム2は 8.7%・1位。春から秋の改編により、月曜は「お試しかっ!」「クイズプレゼンバラエティーQさま!!」で安定している。水曜は「ナニコレ珍百景」「学べるニュース」21時の刑事ドラマ、今は「相棒」で最強の曜日となっている。日曜も19時に深夜から「シルシルミシル」を投入してタテの流れも改善している。木曜は、春には「同窓会」夏には「警視庁継続捜査班」そして現在の「ナサケの女」と特に21時が安定した視聴率を獲れるようになっている。火曜19時のアニメ枠と土曜20時、金曜21時の東阪共同のドラマ枠という3つがプライムの課題となっている。また、ベルト番組がこのところ振るわず、「やじうまテレビ!〜マルごと生活情報局〜」と「スーパーモーニング」が下がっていて、全日視聴率の下げの要因になっている。強化策は現場で講じているので、新年もしくは4月の改編で徹底強化を図りたい。全体として、昨年に比べHUTが全日−1.2、ゴールデン−1.1、プライム−1.0と下がっている。「その他」の視聴率は逆に全日+0.5、ゴールデン・プライム+1.0ということで、6局の3区分とも下げているが「その他」だけ上がっているという珍しい状況だ。プロ野球中継などが要因だが、衛星放送の活況も影響しているかもしれない。
※年末年始の大型特番と1月スタート新番組について
神山専務: 12月3週(12/13〜12/19)は一部特別編成週だが、12/19(日)1400-1625の2時間半で「Vドリーム」を編成する。これまでの「30人31脚」に代わるもので、23歳以下の若者が作る3分以内の映像を募集する企画だ。各系列ごとにエリアグランプリ作品を選出し、決勝大会で全国グランプリを決定する。12月4週(12/20〜12/26)からは本格的な特番編成がスタートする。12/20(月)12/21(火)12/22(水)とたけしさんのスペシャルを3本編成する。「たけしのTVタックル 3HSP」、「たけしの家庭の医学」、「たけしの超常現象」はそれぞれ2hスペシャルで放送する。日曜洋画劇場では、23日公開の映画「相棒U」に合わせて「相棒-劇場版-」12/19(日)2100-2324放送、「鑑識米沢の事件簿」12/26(日)2100-2254放送して、映画「相棒U」を盛り上げていきたい。12/23(木)は「いきなり!黄金伝説。3時間SP」、12/24(金)は「ミュージックステーション スーパーライブ2010」を4時間10分放送。また、「ドラマスペシャル 忠臣蔵」を田村正和さん主演で12/25(土)2100-2321放送。「M−1グランプリ2010」(ABC制作)12/26(日)1830-2054放送。12月5週(12/27〜1/2)はデイタイムも含めて、完全な特別編成週ということで、情報解禁前の情報もあるのですべて申し上げられないが「いきなり!黄金伝説。5時間SP」12/30(木)1800-2330放送。「相棒 元日スペシャル」1/1(土)放送。大型スペシャルで3年連続の三が日のプライムトップを目指したい。1月スタートの主な新番組は、木曜ドラマ「(タイトル未定)」、田村正和さん主演で国選弁護人を演じる。木曜ミステリー「ホンボシ〜心理特捜事件簿」は船越英一郎さん主演。金曜ナイトドラマ「バーテンダー(仮)」嵐の相葉雅紀さん主演。相葉さんは当社では「マイガール」に続く主演第2弾。金曜ドラマ「悪党〜重犯罪捜査班」(東阪共同制作)は高橋克典さん主演。
※スポーツ関連の番組について
神山専務:フィギュアグランプリシリーズが先週のフランス大会で終了した。12/9から北京で開催されるグランプリファイナルへの出場選手が男女6名ずつ決定した。日本選手は、女子:安藤美姫選手、鈴木明子選手、村上佳菜子選手、男子:高橋大輔選手、小塚崇彦選手、織田信成選手だ。男女とも半分を占める。浅田選手は残念ながら出場できなかったが、新しいスターも出てきたので、もしかすると日本人選手が表彰台を独占するということもありうる。楽しみな結果が出るのではないかと思う。ロードレースでは、12/5(日)「第64回福岡国際マラソン」(12:00-14:30)。外国人の目玉はモロッコのガリブ選手という北京オリンピック銀メダリスト。日本選手の目玉ではトヨタ九州の今井選手。
※営業状況について
早河社長: 10月については、タイムは95%弱、スポット109%弱で、トータル101.7%。タイムは、単発特番セールスも順調に進んだが、昨年は10月だけで7日間放送した「フィギュアグランプリシリーズ」が、今年は10月に放送がなかったこともあり、反動減という数字となった。スポットについては、上期の勢いが続いており、活況を呈している。コストの大幅アップや、営業努力もあって前年比109%近い大幅な増収となった。ただ、東京地区全体はこれよりも上回っていて、そのために当社のシェアは20.9%とダウンしている。
11月についてはタイムが97%弱、スポットが101%強、トータルでは99%ちょっと超えるか超えないかくらいのところにいる。タイムは順調なセールスとなっているが、前年割れの理由は、昨年は横浜国際女子マラソンと、ゴルフのレクサス選手権があったことによる反動減ということがある。スポットについては、枠状況が逼迫しているが、すべての需要を取り込むことは困難で、現状は、前年比101%±αと見込んでいる。
※日本経済全体は、タイム・スポットから推測して回復しているか。
早河社長:少なくともスポットについては、去年の今頃から回復基調に入っている。高いレベルになりつつあって、それがずっと今年に入っても続いている。上期も良かった。第3四半期もその流れを受けている。スポットについては回復基調にある。ただ、タイムについてはアドバタイザーの宣伝・広報担当者は、宣伝費自体が圧縮される中で効率的に運用するとなると、やはり全体を柔軟に費用を使いたいと考える。固定的な費用をできるだけ絞って、つまり、テレビでいうとタイムだが、スポットを効率的な投下をして宣伝効果を高める方向になっている。全体としてかつてのような勢いに戻っているとは言いがたい。
※経費の節減の中、制作費は今のレベルを維持するのか。
早河社長:私どもの制作費は750億760億くらいだが、下限のところにきているのかなと思う。リーマンショックのような極端な状況が生まれればともかく、今の流れが継続している限りは下限にどれだけプラスしていけるかは非常に重要な経営判断になると思う。
※放送外収入について
神山専務:イベントだが、12/7から来年2/20まで「ダ・ヴィンチ 〜モナ・リザ25の秘密〜」を日比谷公園の特設会場で行う。ショッピング関連では草野仁さんが初めてテレビショッピングに出演する。12月4日午後「そうだったんですね・・・草野仁も納得!大ヒットの法則!!」を放送する。映画関連は、「十三人の刺客」が11月28日まで65日間で動員135万人、興行収入15億強。12月17日まで公開予定。今後の映画では「武士の家計簿」が12月4日(土)より公開。森田芳光監督。堺雅人、仲間由紀恵、松坂慶子ほか、豪華キャスト。興行収入目標13億円。それから、「仮面ライダー オーズ&W MOVIE大戦CORE」が12月18日から。興行収入目標14億。「相棒U」は12月23日(木)より全国329スクリーンで公開。興行収入目標50億円。テレビの「相棒season9」が好調なのでおおいに期待したい。前作の「相棒−劇場版−」は興行収入44.4億円。コンテンツビジネス関連では、WEB・モバイルでは「EZニュースEX」が昨日までの会員数が105万人強。スマートフォン対応として11月26日に発売したauのアンドロイド端末IS03より、スマートフォン版の「au oneニュースEX」を開始している。IS01は12月1日から対応する。動画・オンラインはドコモのAndroid携帯電話『Galaxy S』の発売にあわせ、テレ朝動画のAndroid展開を開始する。DVD関連は10月から「同窓会」11月中旬から「ハガネの女」を発売している。来年1月には「プロゴルファー猿」、2月からは「崖っぷちのエリー〜この世でいちばん大事な「カネ」の話」を発売予定。出版は『そうだったのか!池上彰の学べるニュース』が大変好調で累計38万5000部まで伸びている。『フルタの方程式』も好調で累計5万5000部になっている。今後は「世界の車窓から」のDVDブックの重版が決定している。

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