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社長定例会見

早河洋社長 定例記者会見(10月29日)の要旨

2009年10月30日
※視聴率状況について
早河社長
:10月クールは「相棒」が絶好調で、水谷豊さん、及川光博さんの新コンビが視聴者に受け入れられた。平均18%台でこれまでは全局ドラマの中ではトップの勢いだ。「交渉人」も初回15%を獲り全局ドラマの中で4位。アニメも少しずつ上昇基調にある。深夜帯の改編も評価に値する。制作費削減の中、制作現場は健闘している。
上松取締役:下期は4週が終わったところで、全日7.6%・3位、G 11.6%・4位で民放3位、P11.9%・3位、P2 8.4%・1位。年間視聴率の最新状況(1月1週〜10月4週平均・残り10週)は、全日が開局以来最高タイの7.9%・3位、8.0%に上がれば開局以来最高になる。G 11.5%・4位で民放3位、P 12.2%・3位、2位のNTVと0.3ポイント差だ。残り10週でNTVに並ぶには厳しい状況だが、少しでも差をつめていきたい。P2は1997年設定以来最高となる8.9%で5年連続の1位が確実。
※10月新番組の状況について
上松取締役
:「相棒 season8 スタートSP」 (水 20:00)は初回としては自己最高の19.4%。 昨日は18.9%で、3回平均18.6%と、今クールドラマの中で1位になっている。木曜ミステリー「その男、副署長 2HSP」(木 20:00)は初回 12.7%、第2回10.0%、平均11.8%。木曜ドラマ「交渉人」(木 21:00)は初回15.0%と、木ドラとしては7作品ぶりの15%突破だった。「アンタッチャブル」(金 21:00 東阪共同)は初回11.6%、第2回は「クライマックスシリーズ」の影響を受けたので9.7%。平均は10.7%。金曜ナイトドラマ「マイガール」(金 23:15)は3回平均9.2%とまずまずの状態だ。アニメでは「スティッチ!」(火 19:00)初回5.9%、「怪談レストラン」(火 19:30)初回6.2%だったが、だんだん上がり、「スティッチ!」は第3回7.2%、「怪談レストラン」第3回7.9%となっている。アニメは上がるのに時間がかかるのでもっと上向きにしたい。深夜帯の「お願いランキング」(月〜木24:20、金24:50)は週平均で、初週 5.2%、第2週5.4%、第3週 5.4%。昨日は7.3%とダントツの数字だった。「熱血!ホンキ応援団」「ガリレオ脳研」「速報!スポーツLIVE」はこれからのスタートだ。
※視聴率が好調な要因について
早河社長
:好調だと言っても3位なので、できれば2位争いをしたいところだ。今回の改編はタイムテーブルを大幅に変えることを極力抑制した。ほとんどのレギュラー番組は制作費の削減対象だったが、スタッフ・出演者が理解し協力してくれた。24時台以降の番組は、今までにない情報娯楽番組のジャンルを開拓しつつある。新しい情報を入れるために毎日編集するという手間のかかる番組だが、見やすく工夫している。
※今後の編成について
上松取締役
:ドラマ・バラエティーでは、11月8日(日)日曜洋画劇場枠で「点と線 松本清張生誕100年記念特別バージョン」を21:00〜23:44で放送する。放送日調整中だが、ドラマスペシャル「結婚」橋田寿賀子さん脚本、渡哲也さん、上戸彩さん、ほかオールスターのドラマが控えている。同じく放送日調整中でドラマスペシャル「椿山課長の7日間」。これは浅田次郎さんのベストセラーのドラマ化であり、石原さとみさん、船越英一郎さん、北大路欣也さんなどオールスターで放送する。その他、年末恒例の「30人31脚」やABCの「M−1グランプリ」も放送する。
神山常務:年内のスポーツでは、「プロ野球 日本シリーズ第1戦」を10月31日(土)に放送する。「日本ハムvs巨人」というようにペナントレースの覇者がクライマックスシリーズを勝ち上がって、日本一の座を懸けて激突する。これまで第1戦に勝利したチームの優勝確率は、60%以上というデータがある。この試合を終了まで生中継する。解説には栗山英樹さんと、今話題の野村克也さんを迎えることが出来た。また、野球関連では、11月22日(日)に、セ・パ誕生60周年記念「U-26 NPB選抜×大学日本代表」を放送する。フィギュアグランプリシリーズは、パリ大会は土日とも13%台をキープし好調だった。ロシア大会は安藤選手が優勝したが、浅田真央選手がまさかの5位ということで、少し数字を下げた。浅田選手は少し自信を失っているようだが、若いのでバンクーバー五輪に向けて巻き返ししてもらいたい。男子は好調で、今後の中国、アメリカ、カナダ、そして東京での「グランプリファイナル」につなげていきたい。
※9月のセールス実績と10月のセールス状況について
早河社長
:9月は、タイムについては86%台半ばということで、ひとことで言うとレギュラーの空き枠セールスに非常に苦戦してカロリーダウン。前年比、予算比ともに割り込むという結果だった。スポットの方は94%台で減収幅が縮小した。10月は、タイムについては92%台にのっているが、これも売り上げの9割を占めるレギュラーベースが大幅に落ち込んでいる状況が続いている。「日本シリーズ」もあるので積み上げを図っている。スポットは95%を超えて96%台も見えるという状況で減収の幅が対前年比で縮小している。
※放送外収入について
早河社長
:イベントでは事業局がやっている「大つけ麺博」というイベントがある。10月22日から11月11日まで開催されるが1週間で4万5,000杯売れた。映画では「BALLAD 名もなき恋のうた」が17億円台で留まっている。「仮面ライダーディケイド」が19億円に迫る勢いで、シリーズ最高記録を更新中。
上松取締役:サイバーエージェント社が運営する「Ameba」と提携し、自分にそっくりなキャラクターで遊べるコミュニティーサービス「アメーバピグ」というのがあるのだが、そちらに10月5日から「テレビ朝日ランド」をオープンした。そこに「メイン広場」、「スタジオ広場」、また「フィギュアスケートグランプリシリーズ」が始まったので「スケート広場」の3つのエリアを設定した。入場を待っている方が1,000人くらいいるような状況になっていると聞いている。また、動画展開がいろいろと始まっており、「テレ朝動画」は新たに初めて支店を設け、テレビ向けにはビデオオンデマンドサービスとして、10月17日(月)から「J:COMオン デマンド」でテレ朝動画を配信している。携帯電話向けには10月19日(月)より、「QTV プラットフォーム」という、携帯の動画サイトとしては一番人気のあるサイトだが、そちらに動画配信をしている。またパソコン向けには「GyaO!ストア」にも10月22日(木)からコンテンツ配信を開始している。YouTubeの方では、ANNニュースとテレビ朝日のポータルチャンネルを設け、現在のところANNニュースチャンネルは動画の総再生回数が130万回を超えるというような形で、比較的たくさん見られている。
※「仮面ライダーディケイド」の最終回について
早河社長
:「BPO放送と青少年に関する委員会」から質問状がきて回答した。BPOの質問は、「本編が完結していなくて映画宣伝に展開するのは放送倫理上問題ではないか、相手が子供であるので注意が足りないのではないか」というものである。それに対して私どもの基本的な考えとしては、テレビシリーズの結末と映画の告知の境目がはっきりと分かるようにすべきだったということである。つまり、「当該放送の表現方法、演出方法は不適切でした」と返事させていただいた。
以上  

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