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2025年8月19日

大泉 洋(文太・役)、野木亜紀子(脚本家)コメント

大泉 洋(文太・役)コメント

――本作のオファーを受けた時のお気持ちをお聞かせください
 脚本が野木亜紀子さんだと聞いて、僕は『アイアムアヒーロー』という映画以来だったのでとても楽しみでした。それ以降、野木さんが書かれてきている作品も素晴らしいものばかりなので、楽しみでしかなかったです。

――その後、実際に野木さんの書かれた脚本をお読みになった感想は?
 野木さんの脚本らしく、笑いもあるんですが、どこか悲しみをたたえているところがあったり…いろんなことを考えたくなる複雑な部分もあるのですが、それでも面白くてスラスラ読めてしまう。さすがだなと思いました。

――本作で演じられる文太にどのような印象を持ちましたか? また、共通点はありますか?
 ここ数年、連ドラでは、わりと激しめの役を演じることが多かったんです。そう考えると、文太さんはとても優しい。穏やかな人物を演じるのは久々だなと思いました。文太さんには、周りに流されていってしまうところや、人に強く言えないところがあるんですが、僕も意外とそういうタイプです。僕がはっきりモノを言うのは「これが食べたい!」くらいなので(笑)
 “ちょっとだけエスパー”というぐらいなので、文太さんにも何かしら能力があるわけなんですが、そのさじ加減が面白いんです。ちょっとだけとはいえ、なかなかのエスパーですよ。でも文太さんの能力は非常に怖いなと思ったので、僕は絶対欲しくないです。世界を救うにはいい力かもしれないけど怖い! その一方、仲間になる人には結構ダメなのもいます(笑)。そういう笑える部分もあるんですが、物語の縦軸はわりと複雑なので、視聴者の皆さんにはいろいろと考えながら楽しんでいただけると思います。

――もしも文太のようにエスパーになれるとしたら、どんな能力が欲しいですか?
 “飛ぶ”のも、実際にやったら肩が痛いとか、着地がヤバいとかいろいろ出てきそうだし…。そうなると“言語”ですね。最近も何度か、ちょっと海外に行ったのですが、全然言葉が通じないので、立ち所にどんな言葉でも話せる能力がほしいですね。

――《ジャパニーズ・ヒーロードラマ》ということで、大泉さんにとってのヒーローを教えてください
 今さらかよと思われるかもしれないんですが、僕が人生で一番ハマッたヒーローは『24 -TWENTY FOUR-』(2001年ほか)のジャック・バウアーです(笑)。あと“元CIA”の人がかっこよくて好きなので、観る映画はほとんどが元CIAものです。生まれ変わったら元CIAがいいなと思うくらいです(笑)。バカですみません。

――最後に、放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします
 まだ言えないんですが、出演する役者の皆さんがとても魅力的で豪華な方ばかりなんです。野木さんの脚本の中で、その方たちとのお芝居がどうなっていくのかが一番楽しみですね。
 私はちょっとだけ能力を持っておりまして、そういう仲間がたくさん出てきます。そんな人たちが、じわじわと世界を救い始めます。バカバカしいお話かと思いきや、すごい展開になっていくので、きっと皆さんにとっても楽しい3カ月になると思います。来週はどうなるんだろうと、予測しながら楽しんでいただければ…ひょっとしたら、皆さんにも“ちょっとだけエスパー”の力が生まれるかもしれませんよ。

★次に解禁されるキャストは誰だ!? 大泉洋の“ちょっとだけ”ヒント
 実は過去に共演したことがあります。その方の兄役を演じました。あとあまり民放の連ドラのイメージがない方なので、とても新鮮だと思います。もちろん人気もありますし、皆さんが大好きな方じゃないでしょうか。僕もご一緒するのは久しぶりなので、すごく楽しみです。

野木亜紀子(脚本家)コメント

 大泉さんとは3回目のお仕事です。大泉さんが大泉さんをしているときがいちばん好きなので、大泉さんが大泉さんなドラマを考えたら、ちょっとだけエスパーになりました。すごくない、ちょっとだけ。
 貴島Pと企画を立ち上げたのが2021年の夏。あれから4年経ち、その間に神様ドラマや宇宙人ドラマが放送され、似てやしないかハラハラと見守ったこともありました。
 SFやファンタジーが好きです。超能力ブームの時代に育ち『童夢』『AKIRA』『里見八犬伝』『テラ戦士ΨBOY』『帝都物語』といった作品群に夢中だった子供時代。脚本家になってからは「いつかSFを作る」と言い続け、ようやくこうして始まります。
 SFといっても本作は “少し不思議*”のSFで、派手な能力は出てきません。雇われエスパーの文太たちは、ちょっとだけの能力で、ちょっとしたミッションを繰り返す。小さな一匹の蜂は、未来を変えることができるのか? 世界からこぼれ落ちた彼らの、悲喜こもごもの物語。毎週火曜よる9時より、ちょっとだけお付き合いください。
 *藤子・F・不二雄先生の言葉

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