#067 2004年1月31日放送
国  名:韓国
韓国結婚物語・後編
〜阿部美穂子さんとチェ・ソンヨン選手〜

tv asahi
阿部さん一家プロフィール
阿部 美穂子(28歳)
  成勇(チェ・ソンヨン)(28歳)
放 送 内 容

今回は、前回に引き続き、タレントの阿部美穂子さんと韓国のプロサッカー選手の崔成勇(チェ・ソンヨン)さんご夫婦のお話。韓国で挙げた結婚式の様子を紹介します。
結婚式一ヶ月前から日本を離れ、韓国で準備をしてきた美穂子さんは、ソンヨンさんの祖父母への挨拶、アルバム作りなど、韓国ならではの風習を経験してきました。



結婚式当日、美穂子さんは地元のテレビ局の取材攻め。覚えたハングル語でしっかりと答えました。美穂子さんのご家族は、前日日本から来ていました。美穂子さんの母親はなにやらリハーサルをしています。花嫁の母親は結婚式で重要な役割があるだそうです。600人を越すお客様が次々に会場にやってきました。



式が始まりました。最初に入場してきたのは、なんと両家の母親。両家がこれから結ばれることを誓うため、母親二人がキャンドルに火を灯すのです。そして、新郎、ソンヨンさんの入場。続いて新婦と新婦の父親が入場します。



式のクライマックスは、両親への挨拶。新郎は床に手をつき、感謝の意を伝えます。親への礼儀を重んじる、儒教の国、韓国ならではの儀式です。式が終わると会場はそのままで披露宴に移っていきます。恩師や友人が次々に祝辞を述べていきます。続いて、新郎新婦が新郎の両親に挨拶する韓国伝統の儀式「ペベク」が行われます。このとき新婦は朝鮮王朝の王族たちの衣装を真似たウォンサムという衣装を身に付け、頬に赤色を丸くつけます。



ペベクでは、挨拶の他に、新郎の両親がナツメを投げて新郎新婦が布で受け止める儀式もあります。たくさんナツメを受け止めると子宝に恵まれると言われています。さらに、夫婦の変わらぬ愛を誓う「盃の儀」。そして良い子を授かるようにとお互いにナツメを食べさせます。最後は、ソンヨンさんがお母さんをおんぶして美穂子さんとともに部屋を一周。これは、嫁姑が仲良く、家族みんな力を合わせて頑張っていこうと言う近いの儀式なのです。



式が終わり、美穂子さんとソンヨンさんはソウルのベッドタウン・スウォンに新居を構えました。結婚式が終わっても韓国ならではのイベントは続きます。今日は「チプトリ」。新居を構えたら、夫の友人や先輩を呼んでパーティを開き、料理の腕前を披露しなければならないのです。この日はソンヨンさんのお母さんも手伝ってくれました。お母さんお手製の韓国料理の他に、美穂子さんご自慢のビーフシチューやポテトサラダ、お味噌汁など日本料理が並びます。ソンヨンさんの友人夫婦たちからも「おいしい!」と評判は上々。
美穂子さんの韓国での生活はまだ始まったばかりです。


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