←バックナンバーINDEX
#061 2003年12月13日放送
国  名:フランス
中山秀征 in パリ
~パリで活躍するポカポカ家族のその後~

tv asahi
2002年11月9日放送分
(「国虎屋」オーナーシェフ)
野本さん一家プロフィール
野本 将文(45歳)
    ますみ(34歳)
    麗(7歳)
    花音(6歳)
    菫(3)
 
2003年11月29日放送
(パティシェ)
猿館さん一家プロフィール
猿館 英明(29歳)
    佐智子(27歳)
放 送 内 容
今回はスペシャル編。中山秀征自らが、フランスを訪れ、過去に紹介したパリの日本人家族のその後を紹介します。案内人は、パリに移り住んで2年半になる中村江里子さん。フランス人のご主人との間に先日お子さんができていることがわかり幸せいっぱいの日々を送っています。中村江里子さん自身もパリで暮らし始めて戸惑ったことも多かったそう。今回は、フランスどころかヨーロッパも初めてという中山秀征と、パリの住人である中村江里子さんが、日本人家族を訪ねていきます。




二人が最初に訪れたのは、「国虎屋」という、パリで一軒だけのうどん屋さん。ここは、パリに来て12年になる野本将文さんが経営しています。10年前の開店当初のお客さんは、観光でパリにくる日本人ばかりでしたが、今では大半がフランス人。野本さんがこだわり続けた日本の味がパリの人々にも認められたのです。国虎屋は毎日大盛況。以前に放送した時、野本さんは10周年記念の特別メニュー「ゆずうどん」を試行錯誤して作り上げました。早速二人は大好評だったその特製ゆずうどんを注文しました。味噌味をベースに豚肉と大根がたっぷりと乗った香り豊かなうどんは、予想に違わぬ絶品でした。




続いて二人は、お菓子職人の修行をしている猿館英明さんの働く「ストレー」を訪ねました。「ストレー」は、フランスで最初にパティシェが開いた、パリでは知らない人はいないという、老舗中の老舗。店内には見た目も美しいケーキやお菓子が所狭しと並んでいますが、その他パンやお惣菜も売っているので、昼時にはランチを買い求めるビジネスマンでいっぱいになります。




猿館さんはこのストレーで、300年の伝統と技術を吸収しようと修業を続けています。英明さんは奥さんの佐智子さんと二人暮しですが、まだ修業中のため収入はありません。日本で貯めた200万円を切り崩しながら生活しているのです。以前番組で紹介した時、英明さんは自分の力を試そうとフランスの伝統ある料理コンクールのアメ細工部門に挑戦し、見事2位を受賞しました。




あれから一ヶ月たった今は、ケーキ作りの修業をまもなく終了し、チョコレート作りの修業を始めます。佐智子さんも、将来英明さんがお店を出す時販売員として役立つよう、チョコレート専門店で働きながら勉強をしています。佐智子さんも修行中ということでもちろん収入はありません。





異国の地で夢に向かってこつこつと努力を重ねる日本人家族。二人はそんな人々を目の当たりにしてたくさんのエネルギーをもらったようです。
これからも世界で頑張る日本人にエールを送り続けます。

tv asahi