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広江さん一家プロフィール |
広江 |
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昭久(54歳) |
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カルドシュ・エルジェーベト(59歳) |
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友彦(25歳) |
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昭次(23歳) |
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友一(95歳) |
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放 送 内 容 |
今回の地球家族は、ハンガリーは、ブタペストでヒナの鑑別師として頑張る広江昭久さんとその家族。
ハンガリーの首都ブタペストは、「ドナウ川の真珠」と呼ばれる美しい街。ユネスコの世界遺産にも指定され、観光地としても人気が高まっています。
広江さんは高校卒業後、鑑別師養成学校に入学しました。将来は海外で働きたいと言う夢があったのです。ヒナの鑑別法は日本で確立されました。優秀な人材は、世界中から引く手あまたで、当時としては破格の年収500万円を保証され、31年前の1972年にハンガリーにやってきたのです。
広江さんはわずか三ヶ月で言葉を覚え、ダンスパーティーに参加しました。その時一目ぼれしたのがエリザベートさん。猛アタックの末、交際が始まったのですが、広江さんの両親が結婚に猛反対。多忙だった広江さんに代わり、エリザベートさんが来日し、両親を説得しました。誠意は通じ、やがて二人は結婚に至りました。
広江さんは9年前に1ヘクタールの牧場を個人で購入しました。将来は養鶏で生計を立てようと考えたからです。長男の友彦さんは忙しい仕事の合間を縫って、お父さんの牧場の仕事を手伝っています。次男の昭次さんは寿司職人です。95歳になるおじいちゃんの今一番の楽しみは、孫の昭次さんが握ったお寿司を食べること。ブタペストの一等地にある人気の高級レストランバー「トム・ジョージ」の寿司カウンターを任されている昭次さんは、スペインやノルウェーから空輸で運ばれる新鮮なネタで寿司を握ります。それは、日本の寿司の味にも引けをとらない自信があります。
ある日エリザベートさんの同窓会が行われました。高校時代のクラスメイトとその家族が集まってパーティが開かれたのです。エリザベートさんの自慢の煮込みが完成する頃、予期せぬ贈り物が届きました。それは昭次さんからの大きな船盛りのお寿司でした。生魚が苦手なハンガリーの人々の反応は・・・?
はじめはやはりカッパ巻きや玉子にしか手が伸びませんでしたが、徐々に生魚へ・・・。初めて口にする昭次さんの創作寿司の評判は上々です。エリザベートさんの喜びもひとしお。
その夜昭久さんとエリザベートさんは久しぶりに夫婦水入らずで散歩に出かけました。いろんな事を乗り越えたからこそ、今の穏やかな日々がある・・・ハンガリーで幸せを育んだ広江さん一家は、これからも穏やかに暮らしていくのでしょう。
スタジオで紹介したハンガリー料理店
○レストラン ジョルナイ
東京都港区西麻布3-1-20 Dear西麻布7階
TEL:03-5775-0071
FAX:03-5775-0072
HPアドレス:http://zsolnay.az-group.net
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