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鶴本さん一家プロフィール |
鶴本 やよい(33歳)
フェリペ・コロラド(35歳)
エミリオ優士・コロラド・鶴本(6ヶ月) |
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放 送 内 容 |
今回の地球家族は、メキシコはカボ・サン・ルーカスでダイビングショップを営む鶴本やよいさんとその家族。
メキシコの太平洋側、バハ・カリフォルニア半島の先端に、かつてランズ・エンド(大地の果て)と呼ばれたロス・カボスがあります。手付かずの美しい自然が残り、太陽がさんさんと降りそそぐ楽園ロス・カボスのダウンタウンの一つがカボ・サン・ルーカス。ハリウッドの大スターたちの別荘も多数あるという高級リゾート地です。
鶴本やよいさんは、常夏の町、カボ・サン・ルーカスで、その美しい海を目当てにやってくるダイバーたちを相手に、ダイビングショップを経営し、海の中のガイドからダイビング機材のレンタルまで行っています。やよいさんが、夢だったというカボ・サン・ルーカスに移り住んだのは、今から8年前の1994年のこと。一年後、同じダイビングショップで働いていたフェリペさんと知り合いました。その一年後には、やよいさんは自分の店を持ち、2001年にふたりは結婚したのです。半年前には待望の長男が生まれ、今では3人家族になりました。
毎年9月は台風のシーズンで、観光客も激減し、街中の店も開店休業状態になります。やよいさんたちにとっては毎年頭の痛い季節です。今年は二年ぶりという大型台風の直撃で、排水しきれなくなった雨水が道路に溢れ返り、町は大混乱に陥りました。船は全て陸揚げされ、被害を最小限に食い止めます。カボ・サン・ルーカスの水道は普段から水圧が低く、よく断水をするのですが、台風が来ると水道管が破裂したりして、さらに断水しがちになります。それで、台風対策の一番は水の確保なのです。やよいさんたちも、バスルームに水を張ったり、洗濯機にも水をためて、断水に備えます。
やよいさんには夢がありました。それは自分の船を持つこと。これまでは、漁船を改造したダイビングボートを使っていたのですが、ダイバーが海に潜るためのステップがある正真正銘のダイビングボートを手に入れたかったのです。そのために節約生活をしてコツコツと貯金をしていました。
そして、やっとその夢が叶う日がやってきたのです。念願のダイビングボートが完成し、自分たちのもとにやってきました。
進水式も無事終わり、船上では夫婦で祝杯をあげました。文字通り新たな船出を成功させたふたりには次の目標があります。それは、もう一人子供を作ること。来年にはボートに四人家族で乗っているかもしれません。やよいさんたちの夢を乗せて、今日もボートは出航します。
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