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吉野さん一家プロフィール |
吉野 |
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建(たてる)(50歳) |
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美智子(56歳) |
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放 送 内 容 |
今回の地球家族は、フランスはパリでフランス料理のオーナーシェフとして活躍する吉野建さんととその妻、美智子さん。
美食の都パリ。その中でも高級レストランが建ち並ぶレストラン激戦区に6年前オープンしたのが、吉野さんのレストラン「ステラマリス」。正統派のフランス料理が人気です。吉野さんは、本場フランスであえて古典的なレシピを研究し、本物のフランス料理を追及しているのです。
吉野さんは、元々日本に自分の店を持っていたのですが、その店をたたんで、美智子さんとフランスにやってきました。若い頃フランスで4年半フレンチの修業を積んだ吉野さんは、いつか本場フランスで勝負してみたいと思うようになりました。吉野さんはその夢が忘れられず、日本で持っていた自分の店をたたんで、美智子さんと共にフランスにやってきたのです。
吉野さんと美智子さんの出会いは17年前の1996年のこと。一流レストランを食べ歩く美食家だった美智子さんは、当時東京の一流フレンチレストランで働いていた吉野さんの料理に感動し、積極的にアプローチしたのだそうです。吉野さんの料理の腕を誰よりも信じている美智子さんは、吉野さんが成功していた日本のお店を閉め、フランスに行くと言った時も反対しませんでした。
吉野シェフにはパリやってきた頃から一つの目標がありました。それは、ミシュランガイドの星を獲得すること。お店の名前はミシュランガイドに掲載されているのですが、まだ星はついていません。
星がつけば人気店として認められ、高い料金設定でもお客さんが来てくれるようになります。高い料金設定ができれば、質の良い食材を今よりもたくさん使い、さらにクォリティの高い料理を作ることができるようになるのです。吉野さんは、お客さんに常に最高に美味しい料理を食べてもらいたいと思っているのです。
創刊103年のミシュランガイドは、一年に一回改訂します。吉野さんは、2003年版でなんとか星を獲得したいと思っていました。そのために、様々な努力を重ねました。しかし、その努力も空しく、2003年版でも星をもらうことはできませんでした。吉野さんはもちろん、美智子さんもショックを隠せません。
しかし、だからといって立ち止まるわけには行きません。料理人としての勝負はまだまだこれからなのです。東京都港区にある汐留メディアタワーに、今年吉野さんのレストランがオープンしました。
これからは、パリと東京で、吉野さんの挑戦が続いていくのです。
【吉野さんのレストラン】
★パリ
『ステラマリス』
電話 33(国番号)-1-42-891622
★日本
『tateru yoshino』
◆芝パークホテル
東京都港区芝公園1-5-10芝パークホテル別館1F
電話 03-5405-7800
◆パークホテル東京
東京都港区東新橋1-7-1汐留メディアタワー25F
電話03-6252-1155
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