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ネルソンさん一家プロフィール |
ビル・ネルソン（54歳）
エミコ・ネルソン（54歳）
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| 放 送 内 容 |
 今回の地球家族は、イギリスはヨークでフラワーデザイナーとして働くエミコ・ネルソンさんとその家族。
ヨークは、ロンドンから列車で北へ２時間のところにある、シティウォールと呼ばれる中世の城壁に囲まれた町。古びた街並に花々が美しく映えるガーデニングの聖地で、ローマ時代にイギリスの政治経済の中心地だったこともあります。１９００年を越す長い歴史を持つ古都なのです。
 エミコさんは、９年前の１９９４年に、ビル・ネルソンさんとの結婚がきっかけでイギリスにやってきました。ビルさんはプロのミュージシャンで、７０年代にはブリティッシュ・ロックのメジャーバンド「ビーバップ・デラックス」のリーダーを務めていました。ふたりの出会いは20年前。ビルさんがツアーで日本に来日していたときのことです。当時ふたりは結婚していましたが、その後お互い離婚を経験し、１９９２年にビルさんが再び日本を訪れたときに交際がスタート。その２年後に結婚しました。
 現在ふたりはヨーク郊外にある、築１００年の家に住んでいます。古きよきものを大切にするイギリスでは、築１００年の家は新しい部類なのだそう。週末には、ビルさんの前の奥さんの子供の兄妹が遊びにやってきて食事を共にすることもあります。
 エミコさんは、車で１０分の場所にあるお花屋さんに週４日通っています。もともと日本でフラワーデザイナーとして働いていた、花が大好きなエミコさんにとって、イギリスは最高の環境が整っていました。エミコさんは、イギリスでさらにアレンジメントの腕を磨き、今では指名をもらうほどになりました。
 エミコさんが働いているお店には独自のラッピング法があります。それは、ウォーターボールと呼ばれるアレンジ方法です。水を含ませたオアシスに花を挿して、それをそのままセロハンでくるみ、水を入れるだけというもの。オアシスを受けるカゴも必要なく、花瓶に移し変えることもしなくていいので、手軽でプレゼントに最適なのです。
 エミコさんが大好きなイングリッシュガーデン、「キャッスルハワード」。ヨークからおよそ一時間の場所にある、皇居の４倍もの広さを持つ庭園です。ハワード侯爵の個人の庭ですが、入場料を払えば誰でも入ることができます。この庭園にはおよそ２０００種類ものバラが咲いています。バラはイギリスの人々に最も愛されている花。エミコさんは、週末になるとこの大好きな場所をビルさんとゆっくり散歩します。
イギリスでたくさんの幸せを見つけたエミコさん。これからも大切な家族と共に、幸せの花を咲かせていくのでしょう。
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