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#031 2003年5月10日放送
国  名:カナダ
カナダでスノースポーツの写真家に!
〜危険な仕事と家族への思い〜

TV-Asahi
川野さん一家プロフィール
川野 敏昭(33歳)
香織(33歳)
楓(3歳)
桜(1歳)
放 送 内 容
今回の地球家族は、カナダはウィスラーでスポーツカメラマンとして頑張る川野敏昭さんとその家族です。
ウィスラーは、世界中からスキーヤーがやってくるカナダで最も有名なスキーリゾート。5月でもパウダースノーが体験できるこの広大な土地の面積は、なんと東京の品川区がすっぽり入る程の大きさです。




川野さんは、このウィスラーでスポーツカメラマンとして活躍しています。スキーヤーやスノーボーダーの写真を撮っているのです。しかし、その写真は注文されて撮影するわけではありません。撮影した写真はエージェントを通して世界中に売り込んでもらい、買い手がついて初めて収入を得ることができるのです。
そんな厳しい世界ですが、川野さんの写真は日本やカナダのスキー雑誌の表紙を飾って高い評価を受けています。
売れる写真は迫力のあるもの。迫力のあるスノースポーツの写真をとるためには、やはりカナダという自然や被写体に恵まれた環境が必要なのです。そして、撮影現場は常に危険と隣り合わせでもあるのです。




川野さんがカナダで暮らすことになったきっかけは、カナダで活躍する写真家、グレッグさんに出会ったことです。もともとスキーをするためにカナダに長期滞在していた川野さんですが、やりたい仕事が見つけられずもどかしい毎日を送っていました。そんな時グレッグさんの仕事を見て、カナダの大自然の中で写真をとることが自分の捜し求めていた仕事だと確信したのです。
奥さんの香織さんとは10年前に知り合いました。香織さんはカナダに渡った川野さんについて来たのです。
川野さんが写真家になる決意をしたのは結婚後でした。収入はもちろん不安定でしたが、それを香織さんが地元の人々に日本語を教えることでサポートしてきたのです。




川野さんの撮影は天候に左右されます。晴れて青空が出ないと撮影できないのです。やっと晴れて撮影ができたとしても、スキーヤーなどの被写体の一瞬を切り取るため、そう簡単に納得の行く仕事ができるわけではありません。15キロもするカメラバッグを背負って、急斜面を下ったり登ったりと広大なゲレンデを移動していくのです。




常に危険と背中合わせの仕事をする川野さんを支えているのは、暖かい家族。
川野さんの34歳の誕生日がやってきました。香織さんの仕事がある日は、自分の誕生日だろうと川野さんが夕食を作ります。この日はカレーです。お父さん手作りのカレーを家族皆で食べるという、ささやかながらも暖かい誕生日会になりました。
これからもカナダの大自然と暖かい家族に懐かれて、厳しい世界に立ち向かっていくのです。



TV-Asahi