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#018 2003年2月8日放送
国 名:オーストラリア
オーストラリアでサーフボードに賭けた男
~熱血パパ奮闘記~
TV-Asahi
阿見さん一家プロフィール
阿見次朗(36歳)
仁美(56歳)
勇太(14歳)
健人(11歳)
梨果(8歳)
奈緒美(10ヶ月)
放 送 内 容
今回の地球家族は、オーストラリアはシドニーでサーフィンビジネスに携わる阿見次朗さんとその家族です。次朗さんは15年前サーフィンをする目的ではじめてシドニーを訪れ、あっという間にこの町に魅せられたのだそうです。現在次朗さんは日本や欧米に支社を持つ、有名なサーフボード付属品メーカーで、日本に向けたビジネスの全てを任され、新商品の開発にも携わっています。
そんな次朗さんを支えるのはやさしい奥様と4人の子供たち。次朗さんと妻の仁美さんは中学校の同級生で、お付き合いはその頃から続いていました。結婚を決めたキッカケは「ショットガンウエディング」。つまり、「できちゃった結婚」です。今から15年前のことでした。
会社勤めをしていても、次朗さんは未だ現役バリバリのサーファーです。波の良い朝には必ず息子さんたちをつれてサーフィンに出かけます。長男の勇太君も健人君も小さい頃からやっているだけあって、なかなかの腕前。しかし、お父さんにはまったくかないません。「早くパパみたいに滑りたい!」 二人にとって次朗さんは憧れの存在なのです。
さて、そんな次朗さんは、ある日、世界的に有名なプロサーファー、トム・キャロル氏から商品開発の依頼を受けました。トム氏は2年連続で世界チャンピオンになるほどの国民的ヒーロー。次朗さんがずっと憧れていた人からの依頼です。絶対に失敗するわけにはいきません。
依頼内容は、フィンの開発です。フィンとは、サーフボードの裏に着いているボードをコントロールするもの。次朗さんはトム氏の要望に答えるため、ミーティングを重ね、工場に行って様々な形のフィンをリサーチし、試作品を作っては試乗・・・と、一人会社に残り、試行錯誤を重ねる日々が続きました。
そして、開発をはじめてひと月が経つ頃、納得のいく試作品が出来上がりました。いよいよトム氏に試乗してもらう日がやってきたのです。
次朗さんは試作品を携え、トム氏と海にやってきました。試作品を抱え、海に向かうトム氏の背中をじっと見つめる次朗さん。
トム氏が勢い良く飛び込みました。波を確実にとらえ、見事なターンを決めていきます。
そして、1時間が経過した頃、トム氏が海から戻ってきました。果たして、その感触は・・・?
「これを商品化しても大丈夫ですか?」
「もちろん!」
世界のトップに次朗さんの開発した商品が認められました。
次朗さんの夢は、現在勤めている会社を世界一のサーフカンパニーにすること。
これからも、やさしい奥様と子供たちの熱いまなざしに包まれて、次朗さんは自分の夢に向かって一歩一歩進んでいくのです。
TV-Asahi