←バックナンバーINDEX
#017 2003年2月1日放送
国 名:シンガポール
シンガポールで鉄板焼きレストランを経営
~お店を支える美人三姉妹の絆~
TV-Asahi
坂本さん一家プロフィール
坂本春一(50歳)
美和子(56歳)
長男・利之(31歳)
長男の嫁・桂(28歳)
長女・莉子(4歳)
長男・瑛人(2歳)
次女・麻子(1歳)
長女・麻衣(29歳)
次女・めぐみ(27歳)
めぐみさんの長男・利真(4歳)
三女・アンナ(21歳)
放 送 内 容
今回の地球家族は、シンガポールで鉄板焼きレストランを経営する坂本一家。
シンガポールは古くから貿易で栄え、国際都市として有名です。通りには世界各国のレストランが軒を連ねており、まさにグルメ天国なのです。
この外食の激戦区に、坂本さん一家が3年前オープンした店が鉄板焼き「なんじゃもんじゃ」。お店の売りは東京の居酒屋にも負けないバラエティに富んだメニューで、中でも鉄板焼きと広島風のお好み焼きは特に人気で、お店はいつも地元のお客で溢れています。
人気の秘密は料理だけではありません。実はこのお店には美しい看板娘が三人もいるのです。
ゼネラルマネージャーの長女の麻衣さん、鉄板料理料理長の次女のめぐみさん、お好み焼き責任者の末っ子のアンナさん。そして、この三人が最も頼りにしているのが、まるで校長先生のようだという母親の美和子さんです。
美和子さんは東京でお好み焼き屋を経営していましたが、10年前再婚した6歳年下の春一さんの強い希望により、家族揃ってシンガポールにやってきたのでした。春一さんは、シンガポールで日本料理店の経営に失敗したことがあり、その時の借金は億単位。実は、その借金を返すべく、家族が一丸となって、3年間一日も休まず働いているのです。
お店は年中無休で深夜まで営業しています。お店が始まるまでの昼間、3姉妹はシンガポールで精力的に食べ歩きをします。そうすることで、シンガポールの人々の嗜好を知り、彼らに受け入れられるオリジナル料理を研究しているのです。食べ歩きだけではなく、一流シェフから盛り付けを習うなど、日夜努力を重ねています。
三人の役割は決まっており、長女の麻衣さんが料理のイメージを考え、それを次女のめぐみさんが実際に作って形にします。三女のアンナさんはそのディスプレイを考え、いかに美味しそうにサービスするかを考えるのです。
こうして三人で考えた料理は、美和子さんとシンガポール人のスタッフの厳しいチェックを受け、合格点が出たものがお店のメニューとして採用されます。
ある日3姉妹は、10年前再婚したお母さんがずっと働き詰でまだ結婚式を挙げていないことに気づき、日ごろの感謝を込めて、両親の結婚10周年に手作りの結婚式を計画しました。
この日のために三人は忙しい仕事の合間を縫って入念に準備をすすめていきます。お店のスタッフたちも尊敬する美和子さんのためにすすんで手伝ってくれました。
そして、その決行日、春一さんと美和子さんは何も知らずに外出しています。予行演習も終わり、あとは二人を待つだけです。
春一さんと美和子さんが帰ってきました。子供たち、孫たち、そしてスタッフたちが作ったアーチを二人は驚きと共にくぐっていきます。二人の10年目の結婚式。
娘たちは今まで面と向かって言えなかった感謝の気持ちを手紙にしたためました。
娘たちの目にも母の目にも大粒の涙が溢れていました。
美和子さんの願いは家族みんなが笑顔で暮らしていくこと。ただそれだけ。
坂本さん一家は、これからも家族みんなで力を合わせ、夢に向かって走りつづけるのです。
TV-Asahi