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#011 2002年12月14日放送
国  名:アメリカ
ハワイで世界的レーサーを育てる!
〜今は亡き親友と子供たちの夢〜

TV-Asahi
桜井さん一家プロフィール
桜井善範(37歳)
  紀子(30歳)
  モアナ(7歳)
  カハラ(7歳)
放 送 内 容
今回の地球家族は、ハワイでレーシングスクールを経営する桜井さん一家。
桜井さん一家は、ハワイはオアフ島に移り住んで3年。桜井さんと、奥さんの紀子さん、そして、双子の子供たち、モアナちゃんとカハラ君の4人家族です。
桜井さんの夢は世界に通用するプロのレーサーを育てること。





子供の頃から世界を駆けるプロのレーサーになるのが夢だった桜井さんは、日本で会社員をする傍らアマチュアレーサーとして活躍していました。その頃紀子さんに出会い、出会いから一年後結婚。そして結婚10年目で双子の子供にも恵まれ、平穏な日々を過ごしていました。
ところがある日突然、桜井さんの無二の親友がガンで亡くなってしまったのです。その親友は20年前アマチュアレースで知り合った平林さん。彼は、レース中に事故を起こした桜井さんを助けてくれた恩人でもありました。




実は元々ハワイでレーシングスクールを経営していたのは平林さんでした。しかし、平林さん亡き後、引き継ぐ人がおらず、このままでは、親友の夢の結晶が閉鎖に追いやられるという・・・。
桜井さんは悩みに悩んだ挙句、日本の生活を全て捨て、親友の夢を引き継ぐことを決意したのです。そして、3年前周囲の反対を押し切り、一家でハワイにやってきました。
苦労することは覚悟の上でやってきた桜井さんでしたが、英語が苦手な桜井さんにとっては、ハワイでレーシングスクールを経営することは想像以上に大変なことでした。



スクールの受講者数の目標は年間300人。しかし今年の受講者は、たったの30人。これではとても経営はやっていけません。スクールのコースを使った観光旅行の企画を考えて、旅行代理店をまわったりと毎日が苦労の連続です。
生活も楽ではありません。しかし、子供たちの将来の夢はかなえてやりたい・・。そこで、ある日、桜井さん夫婦は子供たちにプレゼントを用意しました。それは、おそろいのレーシングウエアとヘルメット。包みを開けたモアナちゃんともカハラ君は大喜び!
しかし、プレゼントはこれだけではなかったのです。




次の日桜井さん一家は、レーシングスクールのサーキット場にやってきました。そこで待っていたのは、子供たちのために用意したジュニア用のレーシングカー!
子供用とはいえ、直線で100kmはでる、本物のレーシングカーです。まずはカハラ君から車に乗り込みます。ドキドキの車の運転。しかし緊張しているのは子供たちだけではありません。見守る桜井さんも紀子さんも安全は期しているとはいえ、さすがに不安そうです。カハラ君は恐る恐るという感じでしたが、無事ゴールしました。次に走ったモアナちゃんは以外にも落ち着いた運転。車を降りても余裕の笑顔。
初めてに運転に興奮さめやら無い子供たちでしたが、桜井さん夫婦の顔にも満面の笑みが広がっていました。
道のりはまだまだ長い。しかし、ハワイの青空の下、志半ばで亡くなった親友と桜井さんの夢を実現させるべく、また子供たちの思いをかなえるべく、桜井さん一家の挑戦は続いていきます。

TV-Asahi