世界を旅するコンビニ弁当

  日本人にもっともなじみの深い魚、サケ。おにぎりの具、弁当のおかず、いずれも サケを外すことはできない。国内でも北海道、東北地方などでサケはたくさん獲れるが、 そんな身近に食べているサケは意外な国から大量に輸入されているのだという。
それはデンマーク領フェロー諸島。北大西洋の北端に位置する絶海の孤島。
「行ってみたい離島」に選ばれるほどのフィヨルドと草原の美しい島。
ここで“日本人向けに”作られる特製のサケが育てられている現場を完全取材。

 その他にも、弁当のおかずの代表格「鳥のから揚げ」、そのから揚げの下に敷かれている
レタス、煮物に使われるインゲンなどもはるか遠い国から運ばれてくる。
 コンビニ弁当で一般的な「幕の内弁当」は、それぞれの具材の産地との距離を合計すると、
実に地球4周分を旅していることになる。
それらの食材を輸送するときに費やすエネルギーが地球温暖化を助長している!