「地球危機2008」に向けて

またお正月がやってきます。

今度の正月は1年前と同じ、いつもの正月ですか?
私たちは1年前と同じ、いつもの正月気分で過ごして良いのでしょうか?
私たちの住む世界、この地球は、
1年前とはまるで変わってしまっているのが現実です。
皆様もその身体で確実に感じているでしょう。

これは、何気なく暮らしている人たちに、ぜひ見てほしい番組です。
今、何気なく暮らすということが、どういうことなのか。
日々を何気なく暮らすという営みそのものが、どれほど地球を蝕んでいるのか。
その現実を受け止めなければならないと感じています。

正直に告白します。
私も正月を正月気分で過ごし、日々を何気なく暮らしていた一人でした。
環境問題を、どこか日常とは切り離して受け止めていました。

ある取材を通じ、自分も当事者であるということを痛感させられました。
そんな私に、今、何ができるのか。
私自身も何気ない暮らしをしてきたことを見直し、
それを伝えることが使命だと思うのです。
だから、必死に伝えます。
何気ない暮らしに根付いたメディアだからこそ、
TVがやらなきゃいけないことがあると思います。
その一員として、必死に伝えます。

まだ間に合うのか、もう手遅れなのか。
今がその瀬戸際だと感じています。

蛇口をひねっても水が出ない、そんな明日が来ないように。

コップ一杯の水を奪い合う、おぞましい戦争が始まらないように。

もどる