記者会見が行われました(2007.12.25更新)
「地球危機2008〜何気なく暮らしている人たちへ〜」の記者会見が22日(土)に行われ、キャスターを務める
古舘伊知郎が番組への意気込みを語りました。

−−番組への思い
今回、特番『地球危機2008』のお話があった時、自分が環境に配慮した生活をしているのかという疑問はあっても、ともかく地球の現状を伝えたいと思いました。TVを通じて環境破壊が起きている現場を視聴者に観ていただき、
1人1人の生活や意識を変えるきっかけになればと思っています。

−−世界各地のリポートで一番興味を持たれたのは?
地球温暖化は連鎖するという事実を伝えたい、これに尽きます。北極では海水温が上昇すると氷が薄くなって
砕け、その破片が温かい海水を北極海に呼び込み、氷の溶け方が加速度的になってしまう。
番組ではカナダの砕氷船に乗って取材した驚くべき映像もお見せします。

 また、ヒマラヤでは氷河が溶けて氷河湖が大氾濫し麓の村を直撃、その後は川が干上がって水不足で生活できないといったことが起きています。しかも氷河湖の水が海へ流れ出て海面上昇を促すといった具合に地球温暖化は連鎖しているんです。

−−ゴア副大統領をはじめ、世界の著名人も環境問題を伝えていますが…
ゴアさんも自宅の電気の消費量がすごいとか、環境破壊の諸悪の根元は私の母国アメリカだかと言っていましたが、その発言のインパクトは絶大でした。私自身は自分の贅沢さや無駄遣いを考えると、環境問題に対して
自分の中でも非常に葛藤があるんですが、その葛藤も放送で出せたらと思います。

 毎週土曜日のこの番組の打ち合わせで、月尾先生からさまざまなデータや考え方をいただく度に、”うわ〜自分は今まで何をやってきたんだ”という気持ちになります。そこで”節約のススメ”なんですが、僕らより上の世代は節約世代だったんですよね。バブル時代に「贅沢は素敵だ」って言葉が流行りましたけど、もう一度「贅沢は敵だ」って方に戻らないと。大量生産大量消費の時代は終わってますので、意識を変えることで現実を変えなきゃいけないんじゃないか。まず先進国から意識を変えなきゃと痛感しています 。

−−古舘さんが身近に感じる地球危機とは?
ニュースに毎日接して思いますが、温暖化現象も殺人事件も根底ではつながっている感じがするんです。
環境の劣化や環境破壊が、心のゆがみや心の劣化の原因ではないかと。政治家の鈍感さも環境問題と同じで、自然に対する謙虚さの欠如は、政治家の”自分らが選ばれし人間だ”という傲慢さと基本は同じではと思います。

 身近なところでは、11月半ばにでっかい蚊に刺されまして、季節感がおかしくなってると感じます。
猛暑からいきなり冬になったような。日本列島で起きているいろんな問題も番組で伝えていこうと思います。

−−古舘さんご自身が実践しているエコな行動はありますか?
車はガソリン車ですし、まだまだなんですが、家ではやたら神経質に電気を消します。
今年大干ばつの取材でオーストラリアに行った時には、ホテルでは洗面台の蛇口をわざと使いづらくしていたり、
民家では3分で自動的にシャワーが止まったりしたんです。
それから日本に帰っても、体を石鹸で洗う時はもちろんシャワーを止めています。
些細なことですが、そんなところから節約の意識を高めるようにしています。