試合の撮影に我々が用意したカメラは合計8台。1秒間を8倍に引き延ばすハイスピードカメラも投入し、八段剣士の熟練の技を一瞬たりとも逃しません。ちなみに、1試合場で行わる試合を撮るにはカメラ8台はさすがに多すぎるのですが、担当ディレクターである筆者は、1年中”いかに剣道を美しく撮るか”ということばかり考えているため、いつも採算度外視でカメラを大量投入してしまいます。

会場：愛知県名古屋市中村スポーツセンター
セッティング中のカメラマンたち、合計8台のカメラで最高峰の試合を狙う。

剣道の技のスピードは、スポーツ界でも特に早い部類に入ります。ハイスピードカメラでなければ、その動きを完全に捉えることはできません。通常のカメラでは選手の技が速すぎるため、編集でスローモーションにしてもブレてしまいよく見えません。いや、それでも十分なのかもしれませんが、筆者は我慢できないのです。

CSテレ朝チャンネル２でついに、剣道界の最高峰「全日本選抜剣道八段優勝大会」を放送
5/31（金）よる9時30分～

【今後の放送予定】
6月　令和元年度　全国警察剣道選手権大会
9月　全日本女子選手権
10月  全日本東西対抗大会

≪次回、福本修二副会長インタビュー