東京で無数に開催されている小さなライブで起こる大きな笑いと可能性!

新宿、渋谷、阿佐ヶ谷、中野…都内各地の劇場で連日のように開催されているお笑いライブ。大手事務所が開催しているものから、新宿ハイジアV-1、中野芸能小劇場、しもきた空間リバティなど芸人が自由にエントリーできるフリーのライブまで、その数は数えきれないほど。定員数は、50~500席ぐらいと、大小様々。劇場に足を運ぶお笑いファンは、若手が多く出演するライブでは10~30代の女性の割合が多いですが、男性の姿も結構見ますし、大手事務所主催のライブには老若男女問わず多くのファンが訪れています。
お笑いライブは誰かと一緒に訪れるというより、一人で見る人が多いように見えます。ライブがスタートしてしまえば、皆さん周りを気にせず自由に笑っています。

その中でも、小劇場で行われているライブは観客との距離も近く反応が見やすいという特徴があります。そのため各芸人が事務所ライブや賞レースに向けて新ネタを試す場にもなり、ライブの企画もベタなものから斬新なものまで幅広く常に真新しさがあって、テレビとは違った一面が見れる面白さがあります。
そんなライブが、スポットライトを浴びることなく今まで映像化されずに幻と化していたのは残念。
そんなもったいないライブを全国の多くの人に見ていただきたいと、3月から放送が始まったのが「東京お笑いライブマニア」という番組です。

3月の放送では、大喜利の得意な芸人が先生となり、大喜利が苦手な芸人に教える大喜利育成ライブ「喜利ン児」(ぎりんじ)が放送され、東京のライブシーンで活躍する若手芸人が多数出演し大反響でした。
そんなありがたい反響を受け今回ご紹介したいのが、4月に放送する“パーパー”の初単独ライブです。
2014年に結成し、マセキ芸能社に所属する“パーパー”は、“キングオブコント2017”ファイナリスト、“お笑いハーベスト大賞2017”優勝で話題になった若手の男女コンビ。可愛らしい声と不思議なキャラクターが魅力の“あいなぷぅ”が女子で、個性的な台詞回しとツッコミが特徴の“ほしのディスコ”が男子です。

左が“ほしのディスコ”、右が“あいなぷぅ”。

2人は「コンビ仲が悪い」ことを公言していて、ネタ合わせはほとんどしないという事ですが、“あいなぷぅ”演じる理不尽でクセの強い女子に、”ほしのディスコ”が振り回される設定がクセになります。
“あいなぷぅ”の、素で不思議ちゃんの部分とネタのブラックなキャラクターが絶妙に織り交ざり観客を飽きさせません。どのネタを見ても飽きるどころか、あっという間に二人の世界観へ引き込まれてしまいます。
一方、ネタ作りも担当している“ほしのディスコ”は声の高さやしゃべり方、表情、立ち居振る舞い全てが独特なところが大きな武器になっていて、そのキャラクターが作り出す雰囲気と演技力は、心地良いスパイスとなって爆笑を巻き起こします。
観客の胸にじわりじわりと熱をもたらす彼らの中毒性は、新時代のお笑いです。

独特な発想力で観る側を虜にする「パーパー単独ライブ“ほいほいはひふへほ“」。

番組では、一部お笑いファンの間で可愛らしいと人気がある“あいなぷぅ”の休日にも密着。仲良しの友達とアニマルカフェに行ったり料理に挑戦したりと、舞台では見ることのできない素の姿も楽しめます。

「東京お笑いライブマニア」【パーパー単独ライブ ほいほいはひふへほ】は4月6日(金)と4月13日(金)の2週に渡って放送となります。
4月6日(金)に既に<前編>の放送を終え、多くの反響をいただきました。
この後<後編>が4月13日(金)に放送がありますが前回を見逃した方も楽しんでいただける内容ですので
是非ご覧ください。

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