100の資格を持つ女 ふたりのバツイチ殺人捜査 特命潜入！美人シングルマザー転落死の謎を暴け！残された娘への鎮魂歌！

一人暮しの老人が殺害される。同じ日の約10時間前、函館にいる被害者の妹・徳子も殺されていた。
徳子の養子である唯士が、2つの現場で事件後目撃されている。しかし唯士は、2つの事件発生時刻の間に、韓国にいたことが判明。
このため捜査を開始した渋谷中央署の小山田（草刈正雄）ら刑事は、唯士にはアリバイがあるとした。
しかし、刑事課に配属になったばかりの事務職員・西郷美千花（渡辺えり）は
時刻表検定や不動産鑑定士の知識をもとに唯士のアリバイをみごとに崩した。

美千花は、いわゆる資格マニア。
不動産鑑定士をはじめクレーン、英検、ワープロ検定など、暇を見つけては資格をとりまくっている。
リストラに備えるためでもあるが、夫と離婚して女手ひとつで2人のこどもを育てるには、資格が必要不可欠なのだ。

数日後、タクシー運転手の山崎晴世（宮田早苗）がマンションの生垣から遺体で発見される。
マンションの屋上に遺留品が見つかり、状況は投身自殺。
小山田が数日前、彼女のタクシーに乗りあわせた際、晴世は何か資格を取って転職したいと漏らしていた。
そんな女性が自殺するだろうか。

晴世のタクシーが、音楽業界では大手のフラワーレコード前の駐車場から見つかる。
晴世は大学生の娘を歌手にするのが夢で、同社のオーディションに挑戦させ3次審査まで進んでいた。
しかし遺体発見の前日落選通知が届いた。娘の不合格を悲観しての自殺なのか。
晴世は死亡直前、フラワーレコード専務の三浦佳彦（晴田純一）に電話していたことが発覚する。
三浦は時々、晴世のタクシーを使っていたが、運転手と客以上の関係ではないと答える。

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