法医学教室の事件ファイル 北海道登別の水族館に死体が漂う！女医が暴いた偽装鑑定の謎…

港南医大の法医学助教授・二宮早紀。
夫の一馬は横浜東署の刑事、この度警部に昇進。
祝いのパーテイーで盛り上がる二宮家に、手首を切った女性の遺体発見の連絡が。

現場に行った二人の前にいたのは、かって一馬の部下で今は南神奈川署の水村。
死んだ中屋光子は彼のいとこの婚約者で、幼なじみでもあった。
光子は1週間前にしんだ同僚・野村芙美の殺人容疑で重要参考人になっていた。

その事件の担当が一馬で、遺体の鑑定は早紀が行う。
普通の首吊り自殺にみえるが、首に引っかき傷があり、
他殺の可能性もという鑑定にしたので前夜、芙美と言い争いをしている光子に疑いがかかる。
光子は人殺しなんかするはずはない、罪もない任縁を自殺に追い込みどんな気持ちと水村に言い寄られる二人。

その翌日、芙美の友人宅に残っていた留守電から芙美が自殺であったことが確定。
光子の婚約者・新道照之は、それを知り逆上。勤め先へ殴りこむ。
光子が芙美とケンカしたのは、社長の飛鳥により、芙美が持ち出した顧客リストを取り戻すため。
だが、殺人犯の疑いがかかったのでクビにした。
翌朝、社長秘書の飯倉が扼殺体で見つかる。
照之は緊急手配され、信じられない水村は、早紀に法医学的見地から無実を証明する方法はないかとすがる。
早紀は遺体の首にあった扼痕から、照之の故郷・北海道、登別に行く。