ストーリー
[2018年07月15日]
第44話「エボルトの最期」
激しい闘いの中から龍我(赤楚衛二)と美空(高田夏帆)を救った戦兎(犬飼貴丈)。龍我の体内ではベルナージュの力とエボルトの遺伝子が融和、今後暴走する心配もなくなった。そんな龍我に戦兎はエボルトに対抗するために開発中のブリザードナックルを見せる。
一方、北都のファウストに潜入した一海(武田航平)と幻徳(水上剣星)は、あえなく内海(越智友己)らに捕らえられネビュラガスを注入されてしまう。しかし、すべてはハザードレベルを上げたい、という一海らの思惑どおり。まんまとパワーアップした一海と幻徳は、ビルド、クローズに助けられながらもファウストから逃走する。
一海と幻徳がハザードレベルを上げたのも、父・葛城忍(小久保丈二)と闘う決意を固めた戦兎とともに闘うため。しかし、「お前のせいで人類は滅びる!」という忍の言葉が頭から離れない戦兎は、一刻も早くエボルトを倒さねばと焦りを隠せない。ブリザードナックルを使う訓練では、体への負担に苦しむ龍我に無理をさせ、美空に「らしくない」と諭される。
どうすればエボルトを倒すことが出来るのか?一人思い悩んでいた戦兎だが、父・忍が変身したビルドと闘った時に、忍ビルドがハザードトリガーの起動を止めビルドタンクタンクフォームの動きを止めたことを思い出す。ハザードトリガーはエボルトリガーと同じ形状で構造も同じはず、ならばエボルトリガーの起動を止めればエボルトも…。
CDロストボトルを渡せ、という石動(前川泰之)=エボルトの呼び出しに応じた戦兎は単身、エボルブラックホールの前にやってくる。が、そこへ龍我、一海、幻徳が現れた。龍我らは戦兎が持っていたブリザードナックルに発信機を装着、戦兎の行動を見張っていた。頼もしい仲間を得た戦兎はビルドジーニアスに変身。龍我もクローズマグマ、一海はグリス、そして幻徳はローグに変身し力を合わせエボルブラックホールに立ち向かう!
しかし、エボルブラックホールは恐ろしいまでのパワーでビルドらを圧倒。強力な波動やライダーキックでビルドジーニアスらの動きを止めてしまう。が、ビルドジーニアスは再び立ち上がった。
「みんなが力を合わせれば、不可能は可能に、絶望は希望に、敗北は勝利に変わる!」
4人のライダーは見事な連携でエボルブラックホールの上半身を無防備な状態に追い込むと、クローズマグマはブリザードナックルにドラゴンボトルを挿入。激痛に耐えながらも強烈なライダーパンチをエボルトリガーに叩き込んだ。
と同時にエボルトリガーが破壊され、その起動が停止した。
「バカな!体が動かない…」
エボルブラックホールから姿を変えたエボルに、ビルドジーニアスは強烈な必殺技を浴びせると、エボルはついに爆発!変身を解除した戦兎らは、手に入れた勝利に歓喜する。
戦兎はエボルトから精製された3本のロストボトルに疑問を抱くが、突如現れたビルドホークガトリングがそれらボトルを奪ってしまう。ビルドホークガトリングは戦兎らの前で変身を解除。葛城忍が姿を現した。
「よくやった…。計画通りだ」
計画通り?忍の言葉の意味とは!?
監督:山口恭平
アクション監督:宮崎 剛(ジャパンアクションエンタープライズ)
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)