ストーリー
[2018年06月17日]
第40話「終末のレボリューション」
ついに記憶を取り戻した戦兎(犬飼貴丈)は、ジーニアスフルボトルでビルドジーニアスフォームに変身。驚異的なスピードとパワーでマッドローグを圧倒する。しかし、突如として現れたエボルブラックホールフォームは一海(武田航平)から三羽ガラスのロストボトルを強奪、マッドローグを連れて瞬間移動で姿を消す。
エボルトはなぜロストボトルを奪っていったのか。思いを巡らす戦兎の耳に葛城巧(木山廉彬)の声が響いてきた。その声によると、ロストボトルは父・葛城忍が開発したものだという。ロストボトルについて調べようと決意した戦兎は、三羽ガラスの形見でもあるロストボトルを取り戻すという一海とともに北都へと向かう。
北都にある実家で父・忍の遺品を調べていた戦兎の耳に、またしても巧の声が聞こえてきた。ロストボトルは人間を凶暴化して扱いやすくする悪魔のボトル、なぜ父はそんなものを作ったのか…と。さらに探索を続ける戦兎は礼香(東風万智子)の写真を見つけて不審を抱く。
一方、単身北都のファウストに潜入した一海だったが、内海(越智友己)に見つかり高濃度のネビュラガスを注入されてしまう。隙を見て逃走した一海だったが、その前にクローンスマッシュを連れた北都の多治見首相(魏涼子)が現れた。多治見首相はロストボトルを挿すと、クローンスマッシュを取り込みオウルロストスマッシュに変身。一海もグリスに変身して立ち向かう。
ロストスマッシュは一海と同じ高濃度のネビュラガスを注入されており、倒してしまえば肉体も消滅してしまう。内海の言葉を思い出したグリスは攻撃できず、追い詰められていく。そこへビルドラビットラビットが駆けつけるが、やはりうかつに攻撃できない。さらに内海がマッドローグに変身、ビルドとグリスもロストスマッシュにしてやるとグリスに必殺技を放つ。
肉体が消滅しかかり、自らの最期を悟るグリス。しかし、「誰かを守るためにすべてを抛つ覚悟がある」とマッドローグに果敢に立ち向かうビルドの姿に心打たれ、再び立ち上がる。高濃度のネビュラガスの影響でハザードレベルがアップ、これまでにない力でマッドローグを圧倒するグリス。一方、ビルドはジーニアスフォームにビルドアップすると、多治見首相を救う方法を計算。60本のボトルを駆使した必殺技を放ち、オウルロストスマッシュを撃破すると多治見首相の救出にも成功する。
ビルドとグリスは力を合わせマッドローグをも撃破。変身を解除した戦兎はジーニアスボトルのネビュラガスを中和する力で一海をも救おうとするが、一海はしばらくは強い力を維持したいと拒否する。
救われた多治見首相の体からオウルロストボトルが現れ、黒く変色した。過去の行いを一海に詫びる多治見首相をいたわる戦兎と一海だったが、そこへエボルコブラフォームが現れロストボトルを返せと迫る。
「このボトルをどうするつもりだ!」
戦兎の問いかけにエボルは不気味な言葉を口にする。
「それを使って、俺は新世界を創る」
そのころ龍我(赤楚衛二)と紗羽(滝裕可里)は、以前密航船で北都に連れて行ってくれた礼香と再会、戦兎の父・葛城忍について質問する。忍とは知り合いだという礼香は、つい最近も忍を自分の船に乗せたとか。ということは、自殺したはずの葛城忍は生きているのか!?
監督:諸田 敏
アクション監督:宮崎 剛(ジャパンアクションエンタープライズ)
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)