ストーリー
1月12日(日)放送
44届け屋が届かない
デマ情報によって、ブンブンジャーは世界の敵になり始めている。その頃大也(井内悠陽)は、自分の資産や特許の全名義が世界的大企業ライトニング・テックに変わっていながらも、まだ最終承認されていないことを知った。そこで彼は、代表の内藤(長戸勝彦)へ会いに行くことに。
思い出の場所で待っていた内藤は、大也が知るあこがれの優しい先生ではなく、「悲鳴が人の幸せを作るんだ」「ブンブンキラーロボを作ったのは私だ」と語る冷酷な大人だった。もう2人は、昔のように一緒にいられない…。そんな悲しい状況で現れたスピンドーによって、大也は痛めつけられて大ピンチに。仲間たちが助けに来るが、スピンドーの圧倒的な力の前にブンブンジャーは次々と倒れていった。
仲間たちを傷つけられて我慢できなくなったブンブン(声:松本梨香)は、ブンブンジャーロボになってスピンドーのもとへ! 怒りをぶつけるが、スピンドーが乗ったブンブンキラーロボは今までにないほど強い。しかも、スピンドーはブンブンカーをカージャックしてブンブンキラーロボに装備し、ブンブンを追い詰めていった。
絶体絶命の状況で、内藤は大也に最悪の提案をした。それは、最終承認をして全資産や権利を内藤へ完全に渡す代わりに、自由になってブンブンを助けること。この提案を受け入れると、誰かが悲鳴をあげても、大也は今までのように駆けつけられない。究極の選択だったが、大也は今目の前で悲鳴をあげるブンブンを助けることを決意。ボロボロの状態で大也は手を伸ばしたが、あと一歩のところで届かず、ブンブンキラーロボの攻撃が直撃したブンブンは大爆発した。
やがて大也は、地上で倒れているブンブンを見つけて寄り添った。大也が名前を何度呼んでも、ブンブンは全く動かない。絶望の雨が降る中で聞こえるのは、大也の悲痛な叫び声だけだった…。
脚本:冨岡淳広
監督:宮﨑 駿
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)
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