ストーリー

11月17日(日)放送

37二人のスパイ

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 常槍(堀部圭亮)は、ブンブン(声:松本梨香)をワルイド・スピンドーとの交渉材料にしようとしているらしい。そこで大也(井内悠陽)は、常槍と関わりのある内藤(長戸勝彦)を心配するが…!?
 その頃、射士郎(葉山侑樹)は街中で何者かの視線に気づいて先回りすることに。その人物とは、かつてのスパイ仲間・ステア(内藤好美)だった。すると突然、2人の前に苦魔獣・カメラグルマーが現れた! カメラグルマーからステアを守ろうとした射士郎は、なぜか彼女に気絶させられてしまう…。どこかの地下室で射士郎が目覚めると、カメラグルマーの隣にはステアの姿が。どうやら彼女は、誰かの命令で動いているらしく、カメラグルマーの能力で作り出した“ニセ射士郎”を届け屋本部へ行かせた。
 カメラグルマーが暴れ回っていることを知ったブンブンジャーは街へ向かい、ニセ射士郎は届け屋本部で戦いのバックアップをすることになった。そこへ1人だけ戻ってきた大也は、「キミは何がねらいだ?」とニセ射士郎を問い詰めた。実は大也は、最初からニセモノだとわかっていたのだ。やがて2人は激しい戦闘になり、別の場所では本物の射士郎がステアと戦うことに! それぞれ敵に揺さぶられる大也と射士郎だったが、2人はお互いの無事を信じて戦い、見事勝利した。
 その後、大也と射士郎はほかのメンバーと合流。仲間のことを知り尽くしている射士郎は、カメラグルマーが作り出したニセブンブンジャーを倒し、カメラグルマーも撃破した。その様子を近くで見つめるステアの後ろには、怪しい影があり…!?
 戦いを終えた射士郎は、自分がステアにつけておいた発信機を見つけた。そこにステアの姿はなく、発信機は壊れた状態で地面に落ちており、「彼女は、もう…」と射士郎は何かを察した。おそらくこれは、真の敵からブンブンジャーへの“ずっと見ている。お前たち全員が特別監視対象だ”というメッセージなのだろう。はたして、その真の敵とは一体…?

脚本:冨岡淳広
監督:葉山康一郎
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)