ストーリー

10月6日(日)放送

32地獄の電車ごっこ

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 玄蕃(相馬理)が、1人でディスレースに復讐しようとして倒されてしまった。ボロボロの状態で目覚めた彼は、安全な場所で先斗(宮澤佑)とビュンディー(声:花江夏樹)にケガの手当てをされていた。そこへ突然、ハーモニカの音が流れてきた。
 ハーモニカを吹いていたのは、トッキュウジャーのトッキュウ6号こと虹野明(長濱慎)。先斗たちが玄蕃を運んだ場所は、明の仕事現場だった。やがてケンカになった玄蕃と先斗は、明から相撲で決着をつけるように提案され、なにがなんだかわからないままぶつかり合うことに! 「巻き込みたくねぇだの、1人で復讐するだの、1匹狼ぶりやがって!」と叫ぶ先斗に、「今行かなければ、次いつヤツ(=ディスレース)に手が届くかわからない! 今、行かないと私には生きる価値がない…!」と言い返した玄蕃は悲しそう…。そんな玄蕃に明は、「そうか…お前、死に場所を探しているんだな」とつぶやき、自分の過去を語り始めた。実は彼は、かつてトッキュウジャーの敵で、常に死に場所を求めていた…。
 その頃、街では苦魔獣センログルマーが大暴れ! 市民だけでなく、射士郎(葉山侑樹)たちもセンログルマーの攻撃を受けて、無理やり“電車ごっこ”をさせられていた。そこへ玄蕃、ビュンディー、明も巻き込まれてしまう…! 地獄の電車ごっこを止めようとすると、みんなまとめて大爆発するらしい。この大ピンチに、なんとライト/トッキュウ1号(志尊淳)が現れた! 大也(井内悠陽)と先斗は、ライトと一緒に“イマジネーション”で地獄の電車ごっこを終わらせ、仲間と街の人たちを助けた。そして、ブンブンジャーはライトと協力して、みんなでセンログルマーを倒した!
 彼らの戦いを遠くから見つめる玄蕃に、明は「ブンブンジャー…いいチームだな。死に場所か…仲間がいるんだ。お前にもいつかわかる」と言い残し、どこかへ行ってしまった。戦い後には、みんなの勝利を祝福するかのように空に虹が…。ライトも、「オレには見える。お前らが夢をかなえるのが…」とブンブンジャーに微笑み、去っていった。
 それぞれが自分のレールの上を歩き、あるいはハンドルをにぎって前へ進んでいく…。そんな中で玄蕃は、何を思うのか…?

脚本:森地夏美
監督:中澤祥次郎
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)