ストーリー

5月26日(日)放送

13裏切りの調達

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 大也(井内悠陽)は、ゴーオンレッドや炎神たちと一緒に戦った経験をヒントに、ブンブンサファリとブンブンマリンに人工知能をつけた。しかし、みんなで話しかけてみても、2体はまったく返事をしない。どうやら、大也たちのことをまだ認めていないようだ。
 やがて、ブンブンジャーへサンシーターから突然呼び出しが。サンシーターは、自分たちが直々にブンブンジャーを倒すと宣言し、とっておきのウェポンこと「ブンブンキラーロボ」を出してきた。ブンブンキラーロボが放った「逆転アゲサゲ音頭」によって、ブンブンジャーは一気にバクサゲ気分になって、動けない状態に…。絶体絶命の大ピンチだが、玄蕃(相馬理)がどこからか調達してきた巨大消火器のおかげで、ブンブンジャーはひとまず届け屋本部へ避難できた。
 ブンブンジャーをやっつけることができて、サンシーターは大はしゃぎ。そこへ、意外な人物が現れた。その人物とは、サンシーターにとって敵であるはずの玄蕃! なんと玄蕃は、「私、お三方にホレました。これからは、ぜひとも皆様のために働かせてくださいませ」と土下座し、サンシーターが喜ぶことをたくさんし始めた。そして、「ブンブンジャーを追い払った今、新たなブンブンジャーはあなたたちです」とサンシーターに尽くした。いろんなものを調達してホメてくれる玄蕃のおかげで、サンシーターたちの気分はバクアゲに。しかし、その気分は逆転アゲサゲ音頭によって、一気にバクサゲになった。実は、これこそが玄蕃のねらいだった。玄蕃はブンブンジャーを裏切ったわけではなく、逆転アゲサゲ音頭を上手く利用して自分とサンシーターの気分を変えたのだ。
 「私はどれだけバクサガろうとも、調達する。仲間を救う、バクアゲを!」と玄蕃が宣言した瞬間、彼にこたえるようにブンブンサファリが発進! ブンブンサファリはブンブンキラーロボに飛びかかり、逆転アゲサゲ音頭を流すスピーカーを破壊した。これによってバクアゲ気分に戻った大也たちは、ブンブンジャーロボでブンブンキラーロボに反撃開始! ブンブンサファリの協力のおかげで、ブンブンジャーロボは野獣のような攻撃を放ち、ついにブンブンキラーロボを倒した。
 地球に平和を取り戻し、玄蕃を認めたブンブンサファリ。一方で心を閉ざしたままのブンブンマリンから、最初に認められるのは誰になるのか?


脚本:樋口達人
監督:渡辺勝也
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)

今週のお届け物

カセットテープ
依頼人の女性へ大也が届けた、演歌歌手・下連雀あろまの楽曲『忍び恋』のカセットテープ。20年前の年代物でプレミア価格のテープだったが、玄蕃が見事調達した。ちなみに、下連雀あろまは依頼人の母親。