ストーリー

3月10日(日)放送

2情報屋は認めない

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 大也(井内悠陽)たちの次の仕事は、「極秘で日本にやってきたとある国の大統領に極秘資料を極秘で届ける」こと! ヒミツだらけの爆上げな仕事ということで、新しくなかまになった未来(鈴木美羽)は大はしゃぎだ。そんな彼女に、射士郎(葉山侑樹)は「認めてないぞ、俺は」と冷たい。しかし、大也から「今まで俺がホレ込んだもので、失敗があったか?」と言われると、射士郎は過去を思い出して、しぶしぶ未来を連れて依頼人との待ち合わせ場所へ向かった。
 射士郎と未来が待ち合わせ場所にいると、苦魔獣・ソウジキグルマーが突然現れ、依頼人が持っていた極秘資料が吸い込まれてしまった! 未来はすぐにブンピンクにチェンジするが、射士郎はなぜか戦おうとせず、しかもピンチな彼女を置いてどこかへ消えてしまった。その場に駆け付けた大也は、未来から「シャーシロが逃げた!」と伝えられると、「なるほど、爆上げだ!」となぜか笑い…!?
 そんな時、ブンブンワゴンがつっこんできた! ブンブンワゴンを運転するのは、逃げたと思われた射士郎だ。射士郎は、ブンブンワゴンのマジックハンドでソウジキグルマーをはさみ、そのままスクラップ工場へ。ゴミの山に放り込まれたソウジキグルマーは、「片付けなければぁ!」と大喜びだ。しかし、ゴミを吸いまくったソウジキグルマーは、すぐにノズルを詰まらせてしまった。
 これこそが、射士郎のねらいだった。彼は、ソウジキグルマーの吸い込める量に限界があることを見抜いていた。そこで、大也が持ち主から買い取ったスクラップ工場にソウジキグルマーを運び、極秘資料が入ったタンクごと回収しようとしたのだ。
 射士郎と大也の息が合った作戦だったことを知って、未来はビックリ! 感動する彼女に、大也は「スゴイのは未来もだ。シャーシロに認められているだろ」と笑った。「ブンブンカーの準備のための時間稼ぎを未来に任せた。要は、未来を仲間として認めているってことだろ!」と大也から言われて、射士郎は「違う。俺は…そんなつもりは」と言いかけたが、未来から感謝されて言い返せなくなった。やがて3人は、ソウジキグルマーを倒して、復活して巨大化したソウジキグルマーにもブンブンジャーロボで勝った。
 バトル後、無事にミッションをクリアした未来は、「あたし、届け屋の仕事…好きかも!」とニッコリ。そんな彼女に大也も笑い、射士郎も少しだけ笑顔を見せた。ちょっぴり仲が深まった3人に、次はどんな依頼がやってくるのだろうか…。

脚本:冨岡淳広
監督:中澤祥次郎
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)

今週のお買い物

スクラップ工場
大也が調達屋・振騎玄蕃に頼んで買い取ったスクラップ工場こと「久頭エコリサイクル鋼業」。その金額は、なんと10億円! なお、玄蕃の取り分がいくらかは不明。

今週のお届け物

極秘資料
アタッシュケースで厳重に守られていた「資料」とは、とある国の大統領がかわいいメイドと笑顔で映るツーショット写真だった。メイドは「モモちゃん」というらしく、大統領は「モモちゃん、次の大統領選も頑張るからね!」と写真に向かってデレデレだった。