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青空の北京
「大気汚染」が深刻な問題と聞いていたので、遠い山々まで見えるほどの真っ赤な夕焼けには非常に驚きました。 中国人のコーディネーターの方に話をきくと、私が到着する前に数日間連続で雨が降っていたそうで、どうやら空気が浄化され、北京市民でも滅多に見ることができない「夕焼け」が出現したとのことでした。 そして気になるのが、その「連続して降った雨」が自然の雨なのか、それとも人工的な雨なのかという疑問です。 ご存知のとおり、中国ではロケット弾を使用したり、航空機を利用して薬剤を散布したりするなど、人工的に雨を降らすシステムが当たり前のように行われています。 ですから、日本で「雨」と言えば自然の摂理となりますが、ここ北京では「雨」と言えば、2つの選択肢が存在することになります。 雨が降ってきたときに、この雨は「自然の雨」なのか、「人工的な雨」なのか、と考えてしまうのも北京ならではのことだと感じています。 そして、私が到着する前に降った雨は、どうやら「自然の雨」だと言うことです。 中国当局からはそのように発表されています。 「雨」には選択肢が2つある。 これが、私がまず感じた「中国」の現在です。
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