こちらのコーナーは、モデルで女優の水原希子が興味のある「モノ・コト・ヒト」を体験。
寄り道してきれいになる!

2014.12.12KIKOさんぽは、神保町へ!(後編)

前回に引き続き、世界一の本の街、神保町で古本屋さん巡り。水原希子さんが次に訪れた「小宮山書店」は、貴重な写真集やアート本などを数多く取り揃えているお店です。

●小宮山書店
東京都千代田区神田神保町1-7

目にとまったのは、フランスの画家アンリ・マティスの絵が表紙に描かれた本。20世紀を代表するフランスの写真家アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真集でした。「いいなぁ。すごい素敵!」と声をあげる希子さんは、自身も写真が趣味。画像共有サービスInstagramにあげている写真も、フィルムで撮影しているのだとか。「写真を撮っていて面白いと思うのは、私がいつも見ている彼女をそのまま写真に撮っているのに、他の人が『希子ちゃんの前ではこんな顔するんだ。見たことない顔!』って瞬間があること」。

希子さんもユニクロの広告で撮影してもらったことがあるというアメリカの写真家ライアン・マッギンレーの写真集や、顔をクローズアップしたポートレイトだけで構成された小原健の有名な写真集なども発見。ちょうどファッション誌が出だした1920年代の「VOGUE」もありました。

「本は、いろんな知識やインスピレーションをたくさん与えてくれます」という希子さんですが、今、頭の中には「いつか撮りたい映画の構想」があることも明かしてくれました。写真もその画を撮るまでの過程が重要で、「簡単に真似できそうでできないことがやりたい」と語る希子さん。そんな人々の記憶に残る表現をするための源は、きっとこんな本屋さんでの出会いもしかり、日々のインプットにあるんですね。

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