J・シュウロ
J・シュウロ ボールのアザを持つ9人のアストロ超人を探そうと東奔西走する「アストロ球団」オーナー兼総監督。独身のフィリピン人。日本の敗戦ムードが色濃く漂う昭和19年秋、フィリピン南部にあるレイテ島へ出征していた故・沢村栄治から野球の楽しさを教わった現地の少年時代に、超人による世界最強の新生球団誕生を夢見て玉砕した沢村の遺志を受け継ぐ。京王プラザホテル15階、1526号室を定宿にし、売りに出されていた東映フライヤーズを買い取り、自家用ヘリや自家用ジェットやコンコルドまでも所有し、新宿副都心に最新鋭の施設を整えた世界最大のドーム球場「アストロ球場」を建設するなど、その豪快過ぎる羽振りの良さは某IT企業も真っ青の金満家でもある。これらの資金は、フィリピンの真珠王となり、世界各国に5つの銀行を所有するようになった彼が、銀行をひとつ潰して投じたもの。新聞社に電話をかけて「アストロ球団」の超人プレイを世間が注目するようマスコミを煽ったり、ドームいっぱいの観衆の前にスポットライトを浴びて一人登場し、トークパフォーマンスをするなど、頭脳プレイとスタンドプレイのどちらも得意。アストロナインからは「大将」の呼び名で慕われている。だが謎の老人に、金に任せた行動を批判されて以来、球一に指揮を託し突如姿を消す。最終的には戻ってくるが、「アストロ球団」が球界追放されたため、今度は新天地を求めナインと共にアフリカへと旅立つ。