伊集院球三郎
伊集院球三郎 元レーサー。足の裏にボール型のアザを持つ。レース中、車が大爆発する事故に遭い、失明。間もなく死亡すると、そのニュースを聞いたシュウロにより病院の安置所から遺体を持ち出される。シュウロ自身の操縦するヘリコプターで5000メートルの高さからパラシュートを装着され、遺体ごと投下され、パラシュートが開くときのショックで生き返る。
まったくの野球未経験者なうえ、盲目なのにもかかわらず、主に音を頼りにした「心眼」ですべてを見抜ける超人のため、ブラック球団戦でいきなりプロ以上の能力を発揮し、最初の宿敵・無七志の殺人L字ボールをレフトスタンドに叩き込む。
基本的に冷静沈着で、優しく思いやり溢れる態度は、良くも悪くも子供っぽい部分の多いアストロナインの中でかなり大人な役回り。その美しい顔立ちから女性ファンは多く、バッターボックスに向かう途中、客席の女性たちから投げられたバラで花道が作られ、真紅の絨毯となるほどである。「少年ジャンプ」編集部にはバレンタインデーに球三郎宛で大量のチョコレートが届いたという、まさしくマンガのようなエピソードもある。
陣流拳法宗門に生まれた身であり、ビクトリー球団戦で対決する兄・大門との数多くの誤解から生じた確執による骨肉の争いに突入してからは急激に肉体も精神も男度数が上昇。美少年キャラにプラスされるような形でアストロ魂が本格的に活発化する。死闘が高じて「人間ナイアガラ」という反則にも程がある殺人技の被害を被る場面は見る者すべての記憶に焼きつくこと必至。