モンスター・ジョー
モンスター・ジョー 打倒アストロのため金田正一がロッテに招いた、シーズン50本ホームランの記録を持つ巨漢の大リーガー。5億円の契約金で入団。ロッキー山脈出身。元「きこり」で「りょうし」。きこりのパワーと、猟師で培われた目の良さを買われヤンキースにスカウトされた過去を持つ。その目は、いかなる豪速球もスローモーションで捕らえられる(要は優れた動態視力)。対アストロ戦では最初のスイングで球一の三段ドロップをスタンドに運び、力を証明。守備でも、「ジャコビニ流星打法」の打球をバットの破片の中から正確に選び抜きキャッチし、逐一球一の自信を打ち砕く。だが球一がうっかり放ったすっぽぬけのスローボールを空振りし、リョウ坂本に弱点を見抜かれて以来、急転直下でパワーダウン。右手を球二、左手を球五の打球に潰され、球一からは急所の打球を受け、トドメにはバラの刺さった球三郎の打球ごとスコアボードまでその巨体が運ばれる。そのあんまりな散り際に同情したのか、最終的には「おれたちに辛酸をなめさせた最初の男だ。超人…超人といい気になるな!ってことをおしえてくれたぜ」と球一達も物分りのいいエールで激励。セリフは一部の漢字を除きほぼ全編片仮名のため一見カタコトに見えるが、どこで覚えたのか、意外にきちんと日本語を喋れる。でも二人称は「ユー」という某事務所の社長風(一人称は「ミー」)。結局なぜスローボールが弱点だったのかいまいち明確にされないまま役目を終える。