8月のテーマ・パネリスト ntitle2.gif (1328bytes)

『激論 誰のせいだ?!このニッポン』
 断崖の世代と一人っ子世代。考え、価値を語り合う
神戸連続殺人事件をはじめ、このところ、奇怪かつ残虐な事件が、相次いでいます。その特徴としては、何の抵抗もできない弱者を、いとも簡単に、明確な動機もなく(ないように見える)危害を加えたり、殺害する。これまでの社会通念ではおよそ考えられない、決して許されてはならない事件が多くなったように感じられるのは、錯覚でしょうか?

こうしたすさんだ事件の数々をとらえるために、「地域・教育・家庭の崩壊」「存在感の希薄さ」「欠如の欠落」など、様々な分析、解説がなされてきましたが、いずれも隔靴掻痒の感は否めません。 国民の半数以上が選挙権を放棄し、政治の総与党化、官僚の腐敗、対峙すべき「体制」の影も希薄になり、個人と社会の有機的な関係性がどんどん失われて行く、そんな国に、そんな社会に、私達は今、生きています。奇しくも「神戸事件」の容疑者である14歳の少年が残した「透明な存在としてのボク」という言葉が象徴的に響きます。 一体だれが、この様な社会を望んだでしょうか?誰が、この様な社会になることを想像し得たでしょうか?これが、戦後民主主義のなれの果てといわれるものなのでしょうか?

「朝まで生テレビ!」では、ことあるごとに「時代の気分」をテーマに取り上げてきましたが、今回は、今の社会状況をふまえた上で、これからの日本を背負ってたつ若手のオピニオンリーダーの皆さんと、「団塊の世代」として、常に時代の牽引車的役割を担ってきた世代の論客の皆さんに、スタジオにお集まりいただき、今の閉塞した時代を切り開く為の徹底した討論を企画してみました。 若い世代のオピニオンリーダー達が、今の時代をどの様にとらえ、これからの日本をどこへ導こうとしているのか?そして政治の季節を駆け抜けた「団塊の世代」が目指してきた社会とは、一体どの様な社会なのか? "世紀末"を迎えた今、行くべき方向を見失いつつある日本と日本人について、議論を通じて多角的に考えてみたいと思います。



=Panelist=

司 会 :田原総一朗

進 行 : 宮崎 緑・渡辺宜嗣

パネリスト:

大谷昭宏   ジャーナリスト
岡田斗司夫  作家、評論家
小沢遼子   評論家
香山リカ   精神科医
切通理作   文筆者
高野 孟  「インサイダー」編集長
テリー伊藤  テレビプロデューサー
中林美恵子  米上院予算委員会共和党スタッフメンバー
藤井良樹   ルポライター
舛添要一   国際政治学者
宮崎哲弥   評論家
吉岡達也   ジャーナリスト、「ピースボート」





表紙

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