2月のテーマ 朝生logo

9702logo.gif (2809bytes)
 「改革・開放路線」の行方・・    
江沢民、李鵬両同志の思惑と駆け引き・・  

今月20日未明、中国の最高実力者、ト小平氏の死亡のニュースが、全世界を駆け巡りました。

氏は三度の失脚を経験しながらも、中国の改革、解放路線を推し進め、現在の経済発展を中国にもたらした中心人物でありました。その成果は、指導者としてのカリスマ性に支えられてきたといわれていますが、果たしてその「カリスマ」を失った「13億の民」は、果たしてどこへ向かうのでしょうか?
当面、江沢民総書記を中心にト小平路線を継承、発展させていく事は確認されているようで、その意味から火急の一大事の可能性は低いとみられています。しかし、中国の一挙手一投足は、日本ばかりかアジア、ひいては世界全体に大きな影響を及ぼすことは言うまでもありません。だからこそ「ト小平後の中国」に、世界中の耳目が集まることも無理からぬことと言えます。

しかしながら、中国が内外に抱える問題は多種多様です。国内的には、今年7月に控えた「香港返還」や「台湾問題」「国内における少数民族対策」などが上げられます。また、一見順調に見える経済も、主要な基幹産業を占める国営企業は赤字経営が続き、早急な改革が求められ、都市と地方の経済格差も大きな問題となっています。一方、対外的には「尖閣列島問題」や「南沙諸島問題」など領土問題から、「人口問題」「環境問題」「食糧問題」「エネルギー問題」等々グローバルな問題にまで及びます。まさに21世紀の世界の行方は、中国動向にかかっているといっても過言ではありません。

そこで、今回の「朝まで生テレビ!」では、「緊急討論!ト小平氏死去!ド〜なる日中」と題し、これからの中国の課題と行方、そして、それに対する日本の対応などを含め、広く議論を試みてみたいと思います。



今回のパネリスト
顔ぶれと横顔紹介



表紙

All documents, images and photographs included in this site are owned by TV-Asahi.
For any purpose, using them by others are strictly prohibited.

Copyright(C) 1995-1997 Asahi National Broadcasting.