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 今年の春闘は久しぶりに「賃上げ」という言葉を耳にすることができました。「一斉回答」とい言葉に示されるように、以前は業界ごとにほぼ同一の「回答」となっていたものも、ここ最近は、同業種でも企業の業績によって回答に「格差」があるようです。
しかし、巷では春闘の賃上げどころの話ではない「格差」が、ひしひしと庶民生活を圧迫しているようです。昨年来好況で、来年度の新卒者採用などは大きく伸びているようではありますが、これまでの10年に及ぶ不況が、従来の終身雇用の体系を大きく破壊し、パートタイマーの増加や、若年層の失業の深刻化に伴うニート、フリーターの増加を生みました。そのような雇用体系の変化が所得格差につながっているという現実があります。それに加えて、小泉構造改革が「市場原理主義」、「強者優遇、弱者冷遇」の改革であり、その結果として、貧富の格差が途上国並みに拡大していると主張する人々もいます。
 その一方で、数値的には格差は広がっておらず、むしろこれから景気がよくなってゆく中で、底上げがされ格差は縮まってゆくであろうという見解もあります。
 『下流社会』とか『希望格差社会』という本が売れ、「勝ち組」「負け組み」の文字が、メディアに躍らない日はありません。今の日本社会における「体感格差」が広がっていることは間違いないようです。
 そこで、今回の「朝まで生テレビ!」では、景気が上向いてきた中、同時に国民の間に広がりつつある不安としての「格差社会」について、各分野の専門家の方々に加え、政治家、評論家の皆様にも御参加いただき、徹底討論したいと思います。




司会: 田原 総一朗
進行: 長野智子、渡辺 宜嗣
パネリスト:  勝谷誠彦(コラムニスト)
金子勝(慶応大学教授)
鴨桃代(全国ユニオン会長)
林信吾(作家)
平野岳史(フルキャストグループ社長)
松原聡(東洋大学教授)
宮崎哲弥(評論家)
森永卓郎(エコノミスト)
吉崎達也(双日総研主任エコノミスト)

世耕弘成(自民党・参議院議員)
蓮舫(民主党・参議院議員)
仁比聡平(日本共産党・参議院議員)
辻元清美(社民党・衆議院議員)



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